AI・IoTで防犯対策。オプティムと佐賀県警が協定

sugitec

こんにちは。今週で10月も終わりですね。今週はずっと天気は良さそうですが、逆に朝晩の温度が下がりやすくなります。今週は10度程度までしか最高気温が上がらないようなので気をつけていきたい所です。

また、晴れて風のない日は空気中にある塵・埃などが地表に滞留しやすいそうなので、吸い込んで喉を痛めないようマスクなどもするのがいいかもしれません。これから年末にかけて体調管理をしっかりしていきましょう。

さて、本日はIoTサービスなどを手がける「株式会社オプティム」が「佐賀県警」「佐賀銀行」と組んで、地域の防犯技術等の研究開発・運用に関する包括連携協定を締結したという話題で、その中で人工知能を活用して不審者を見つけようという技術が紹介されていましたのでそちらをご紹介。


出典:オプティム

AIを用いた正常値学習による不審者検出

オプティムは、その三者協定と併せて似顔絵から人物を特定する特許を取得した、という発表もしています。その技術が今回の不審者特定で使用されるということです。特許名称は「人物画特定システム、人物画特定方法及びプログラム」。


出典:オプティム

画像のように人の描いた似顔絵から、特徴などを抽出してその特徴をその他の人物の写真と照合をおこなうことで、描かれた似顔絵の人物を特定するというシステムになっています。

また、それぞれの写真の人物の特定結果を適合率と一緒に表示することもできるようです。

振り込め詐欺の防止に

現在この特許技術を活用して、ATMコーナーの監視システムとして佐賀銀行のATMコーナーにて、システムの実証実験が開始されているとのこと。


出典:オプティム

よく街や駅などで指名手配犯の似顔絵や写真などを見かけることがありますが、あれを元に顔認証をおこなう感じですね。今回はATMでの実証実験ですが、今後は街中などの監視カメラにも同技術が広まっていくのだと思います。

ちなみにAIの進んでいる中国では、既に1億7000万台を超える監視カメラが国内に設置されているそうで、顔認証システムで知らず知らずに常に監視されているようになっています。

例えば信号を無視して横断歩道を渡ったりするだけで、どこの誰が信号無視をしたのかが特定できるそうです。まるでSFのような監視社会。13億人の中から1人を特定するのに要する時間は3秒のようです…凄まじいですね。

ATMの利用時はキャッシュカードも何も必要なく、顔認証ひとつで現金を引き出すことができるそうで、中国はかなり進んでいる印象を受けますが、日本でそれらを実現しようとすると色々と問題が出てきそうな気はします。

まとめ

AIに関しては日本はアメリカや中国と比べて3周程、周回遅れになっているというのが専門家の意見ですが、確かにそれを感じますしAIに限らずドローンなど昨今のテクノロジーに関しては世界よりも少し遅れている印象はありますね。

今回のような技術は普通に実現できていますし、日本は技術力が足りなくて遅れているというよりは、法的な部分や企業文化のあり方も影響しているのだと思います。

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