西武新宿駅構内でAI警備ロボットの実証実験を開始

sugitec

こんにちは。本日はAIロボットの話題。AIロボットと言えばソフトバンクのペッパー君が有名ですが、昨日英国の英下院教育委員会の参考人質疑に招かれたそうで、人間以外では初めての発言をしたそうです。

質疑テーマは、ロボットなどの新しい技術を活用する第4次産業革命と人工知能がもたらす教育の発展。滑らかな英語で説明をし拍手を浴びたそうです。

まあ、これを言ってしまうのもあれですが、恐らくこれに関してはペッパーのAIが独自に考えて発言をしたというものではなく、あらかじめ用意されていた答えをプログラムしていたものだと思います。

現時点でAIの脳では特に質問に流暢に応えるなど不可能です。ただ今後はそれもできるようになっていく可能性は高いでしょう。

さて、本日は日本では初となるAI監視カメラを搭載した警備ロボットをご紹介。

自律移動型のロボットが西武新宿駅の構内を警備

AIロボットが警備するというSFの世界のような実証実験が、西武新宿駅構内で来月の11月26日からおこなわれるそうです。


出典:西武鉄道

警備をおこなうロボットは「Perseusbot(ペルセウスボット)」という名称で、東京都立産業技術研究センター、アースアイズ、日本ユニシス、西武鉄道の4社による共同開発。

AIの監視カメラを搭載し、自律移動型となっています。

実証実験の背景と概要

2020年のスポーツイベントを控え、それによる訪日観光客の増加に伴い乗降客の急増が予測される首都圏の駅など公共機関において、安全性向上や駅係員の警備・監視業務負荷の軽減が課題になっており、その解決策の一つとして警備ロボットの導入に注目されているようです。

実証実験の概要図


出典:西武鉄道

1.不審者として検知:周囲を見回す動作、座り込み、喧嘩、物を投げる動作をしている人物。
2.異状者として検知:倒れているなど、急病人と推測される人物。
3.不審物として検知:スーツケース等、長時間放置され続けている物。

図のように自律走行で巡回していき、A~Dそれぞれの監視ポイントで1~3の検知をおこない、異常があった場合は係員の方に通知が届く仕組みになっています。

まとめ

単純に不審者だと言えない、周囲を見回す動作などはなかなか難しい判断となりそうですね。どれくらい見回してたら通知するなどのしきい値のようなものがあるのか?ともかく来月からの実証実験でブラッシュアップされていくことだと思います。

この警備ロボットですが、2020年を目処に公共交通期間での普及を目指しているそうなので、2020年以降は皆さんの利用する駅でもこのような警備ロボットが動いているのを見る日がくるかもしれませんね。

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