こんにちは。梅雨入りして3日、本日も午後からあいにくの天気になりそうです。それにしても雨の日の蒸し暑さは不快しかないですね。しっかりと水分補給をして熱中症予防を忘れないようにしましょう!
本日は、現場のビッグデータを一括して解析できるソフトウェアツールが、安川電機よりリリースされたとのことなので、そちらをご紹介。
現場の情報を一括して集約して活用するという点では、以前にご紹介した東急建設の「Shinka×ICT」に活用方法としては似ているでしょうか。
生産現場のデータを見える化「YASKAWA Cockpit」
様々なものづくりをおこなっている生産現場では、生産設備や検査装置などが日々可動していますが、その工程ごとに色んなビッグデータが発生しています。それらを常にリアルタイムで監視・診断し、故障の検知や不良品の検出に生かすというものです。
出典:安川電機
生産現場の設備や装置をYASKAWA Cockpitに接続することで、必要なデータのみを収集・蓄積し一元管理をすることが可能。生産現場の状態監視・診断、故障の予知、機器の異常診断や品質の不良検出など、あらゆるデータを活用できるソリューションとなっています。
YASKAWA Cockpitの3つの特長
1.データ収集・見える化
安川電機の製品群だけに限らず、生産現場の様々なデバイスと繋げて、そのデータをリアルタイムに収集し見える化が可能。そのデータはYASKAWA Cockpitと連携された上位のサーバーに蓄積され、効率的管理ができます。
2.データの解析
蓄積された稼働データを解析するのに、AI等の分析モデルでおこなうことができます。お客様により必要とするアプリケーションは違ってくると思われますので、自分たちで機能を後付できる「アドオン機能」もサポートしています。
3.上位システムとの連携
標準通信規格OPC-UAに対応。上位のERP(統合基幹業務システム)やMES(製造実行システム)、ビッグデータサーバとの連携が可能。
まとめ
生産現場は日々様々な機器・装置が可動しており、データ化できるものが数多くあります。それを一元管理できるのは非常に大きなメリットです。それぞれのビッグデータを分析することで、様々な生産性向上のソリューションの構築ができるようになりますね。
しかも、このシステムではお客さんがそれぞれ独自に作成したアプリケーションをシステムに追加できる、所謂アドオンができるようになっており、お客さんのニーズにあったソリューションにできるという柔軟さも強みです。そして機器のメーカーを問わずに連携出来るのも大きなポイント。
あらゆる物や動きをデータ化、可視化することが働き方改革には必須ですね。