ICT建機による正確で早く安全な施工

sugitec

こんにちは。建設現場でのICT活用として有名なICT建機。このブログでもコマツさんのICT建機など紹介をしてきましたが、もうご存知の方も多いのではないでしょうか?

軽く説明させていただくと、ICT建機とは建機の操作にGPSや無線LAN、ネット回線、PCなどの情報通信技術を使い、作業の工程から得られるデジタル情報を活用し、高効率・高精度の施工をおこなう施工のことです。

施工工程で得られたデジタルデータを他の工程にも利用することで、工程全体の生産性向上を図れます。例えば油圧ショベルにそれらのデータを利用することで、複雑な操作をすることなく、効率的な自動操作をおこなったりということができます。

そんなICT建機でレースコースを施工

去る5月19日に東京ドイツ村にて「SPARTAN RACE(スパルタンレース)」という世界最高峰の障害物レースのコースをICT建機により施工されました。

オフィシャルパートナーはCatブランドの日本キャタピラー。施工には同社の新型油圧ショベル「Cat320」の3D機能を活用し、この大会の目玉でもある障害物をICT建機により築いたそうです。


出典:日本キャタピラー

3D施工で大幅な効率化

ICT建機の3D機能で施工をおこなう際は、丁張りが不要で従来よりも大幅な作業時間の削減になるそうで、今回の施工に関しても、通常では2日以上かかる作業が、わずか1日で完了。


出典:日本キャタピラー

また、通常の作業では確認のために作業エリアに入る必要がありますが、ICT施工の場合はその必要もなく、作業の安全性も高いです。


出典:日本キャタピラー

起伏の激しいコースになるので、建機のオペレーターから刃先の見えない場面も当然出てきますが、マシンコントロール機能とモニタによる確認で、問題なく安全な作業ができたということです。

まとめ

ICT建機による施工は正確性、工期短縮のほか、人材不足の建設業界に若い人材の技術面からの育成サポートをしたり、作業時間の短縮による働き方改革など、問題点改善に繋がります。

ネットワーク環境や各種センサー・検出機器などで、今まで可視化できなかった部分もデジタルデータとして取得できるようになった今の時代。アナログな部分は極力デジタルデータで可視化し、それを有効活用することが大事ですね。

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