こんにちは。本日は建設業界とは関係ないIoT関連のサービスのご紹介。タイトルの通り自動車関連のサービスで、ネットに常時繋がっている、いわゆるコネクテッドカーというもの。
車に取り付けたデバイスからドライバーの運転情報などを取得し、クラウド上で自分の運転を診断してくれます。そのコネクテッドカーを毎月定額で利用できるサービスが登場しました。
SmartDrive Carsというサービス
株式会社スマートドライブが運営をする「SmartDrive Cars」というサービスですが、同社ではこれまでに自家用車にデバイスを装着しスマホアプリと連携することで、ドライバーの運転の診断を行う「DriveOn」や、法人の営業・運送車用の診断デバイス「DriveOps」などのサービスを提供しています。
そのサービスで約2万台の車のデータを収集・解析してきた技術とノウハウがあり、その技術を使ってさらに進化させたデバイスを装備した新車を、毎月定額でリースするサービスが「SmartDrive Cars」です。
サービス内容と特長
自家用車をお持ちの方ならお分かりだと思いますが、何かとお金がかかってしまう代物ではあります。各種の自動車税に自賠責保険、定期メンテナンスに車検。カーナビにETC。それプラス、当然ローンを組んで購入していれば毎月の分割費用がかかってきます。
それらの費用は「SmartDrive Cars」では全て含まれています。プランとしては車両の種類にもより、一番安い軽自動車のプランで
・1年契約プラン【7万4000円~】
・3年契約プラン【3万5100円~】
・5年契約プラン【3万800円~】
というような形態となっており、基本的に毎月掛かるのはこの月額費とガソリン代と後は任意保険になります。(さすがにガソリン代は別ですが、5年契約プランの場合は、タイヤの交換費用も含まれているようです)これを高いと見るか安いと見るか。
1年契約だと減価償却の価値から見ても圧倒的な割高感がありますが、手離れが良いのがメリットでしょうね。3年や5年だと自動車税や車検などの費用がかからない分、お得かもしれません。
ただ、このサービスの特長としては安全運転をすることで、独自のポイントが発行される仕組みとなっており、AmazonギフトカードやWAONポイントに交換が可能となっているので、そういった部分もプラスではあるかと思います。
ドライバーのハンドリングや加速、減速などの情報がデバイスで取得され、アプリを通してクラウドにアップされ、自身の安全運転スコアが可視化される仕組みとなっています。この辺りはコネクテッドカーならではですね。
まとめ
このサービスは現在の所、東京・神奈川・埼玉・千葉の一都三県のみで提供が開始されていますが、今後順次拡大されてくるということで、こういうサービスを使って車を所有する形も増えてきそうです。
使う人が増えれば増えるほどに、運転情報はビッグデータとして蓄積していき、運営会社としても今後の更なるサービスの拡充ができる大きなメリットとなりますので、個人的には増加していって欲しいですね。