オフィスビルの清掃を自動・効率化

sugitec

こんにちは。先週から春らしい陽気が続き桜も満開。京都では連日人の数も多いです。今が一番過ごしやすい時期ですね。

ですがこれからすぐに暑くなってくるでしょう。特に現場仕事をしている方は日差しを直接受けますので、気は早いかもしれませんが熱中症に対しての意識は持っておいたほうが良さそうです。

清掃ロボットでオフィスビルの清掃を自動化

本日はオフィスビルの清掃を自動化・効率化を目的とした清掃ロボットの話題。特に人工知能が搭載されていたりという革新的なものではなさそうですが、お掃除ロボットルンバのように放っておくだけでよいのは省力化の強い味方です。


出典:住友商事

この掃除ロボットは、ロボットスーツなどを手掛けているCYBERDYNE株式会社と、住友商事株式会社の共同推進となっています。

導入背景

このロボットですが、実は今から17年前の2001年には実用化されており、住友商事の本社などが入居している晴海トリトンスクエア等で実際に稼働をしています。

ですが、現在のシステムとしては、カーペットの下に張り付けられた磁気テープと走行距離で位置確認をしながら、プログラムのルート通りに清掃作業をおこなうというシステム。

当然、ロボットの誘導線となる磁気テープはオフィスの供用部のみにしか設置できないので、掃除ができるのは供用部に限定されているようです。

それを解決すべく磁気テープ等の誘導線を必要としない、専有部にも活用できる新たなロボットの開発に至ります。

清掃ロボット(CL02)の概要

少子高齢化による労働力不足は、建設業界だけでなく清掃業務の現場においても進んできており、清掃業務をロボットと人で協働でおこなう新しい清掃業務のかたちが求められています。

今回開発されたという清掃ロボット(CL02)ですが、従来の磁気テープは必要とせず、建物内部の形状をスキャンし清掃経路を記憶することで、磁気テープなどの誘導線が無くとも自動で走行することが可能。

また、従来のロボットよりも走行スピードも早くなり、3Dカメラを用いた障害物検出、清掃後の清掃エリアのゴミ分布マップの作成など、従来モデルよりも飛躍的に性能がアップしています。

ちなみにボタンを押して放っておくだけで全てロボットに任せるというシステムではなく、作業員が清掃経路を設定、また経路設定後の変更も簡単に行えるようになっていることから、作業員とロボットで効率的に清掃をおこなうことを基本として設計されています。

あくまで人とロボットの協業が目的ですね。

まとめ

いかにロボットに任せられるといっても、掃除に関しては床だけでなく様々な場所があるので現時点では完全に任せるのは難しいというところでしょうか。

しかし床さえロボットに任せられれば、後は人がやれる所をやる。ロボットと分業にすることで効率のいい仕事ができますね。

今後は掃除だけでなく、こういった形で色々な業界でロボットと人との協業が増えていくでしょう。

新技術紹介
技術開発でお困りですか?

スギテックでは、DXを推進していく中で、皆様が日々抱えている課題を解決するお手伝いをさせていただきます。

「技術開発を考えているが実現できる技術なのか?」「こんなことをやりたいと思っているが、費用は大体いくらかかるのか?」等、気軽に相談や見積もりができる所をお探しの方は、是非お気軽にお問い合わせください。

SUGITEC|建設業界の最新技術紹介
タイトルとURLをコピーしました