こんにちは。本日は台風一過で久しぶりの青空が出ましたね。だんだんと気温も下がり少し肌寒くなってきましたが、ここから晴れの日が続いてほしいものです。
本日は少し前にニュースになっていた10月から開始予定とされていた、IoTの基盤となるプラットフォーム「LANDLOG(ランドログ)」についての話題です。これは「コマツ」「NTTドコモ」「SAPジャパン」「オプティム」の4社が合併会社を設立して開発・提供をおこなうプラットフォームサービスです。
IoTのオープンプラットフォームで世界への普及を目指す
出典:KOMATSU
建設・土木業界では御存知の通り、国土交通省の推進する「i-Construction」の動きが活発になっています。コマツさんのスマートコンストラクションの導入実績は、今年6月末の時点で3,308件に達し順調に拡大を続けているようで、これも業界全体としての取り組みの影響と言えるでしょう。
これから更なる施工現場の最適化をおこなうにあたり「いかに新しい価値を創出できるかが重要になる」という考えから、プラットフォームのオープン化をする、という展開に至ったようです。
ここでプラットフォームについての説明
プラットフォームという言葉を何となく聞いたことがある人は多いと思いますが、これが何なのか少し簡単にまとめると「動かすための環境(土台)」という物になります。
例えばパソコンで言うと表計算ソフトのエクセルが有りますが、これが使えるのはwindowsですね。この場合のプラットフォームはwindowsということになります。
自社に最適なソリューションを見つけICT化を加速
コマツさんのスマートコンストラクションは、自社で運営をおこなっていた「KomConnect」というプラットフォーム上で動かしていましたが、それだとスマートコンストラクションを使用するには「KomConnect」のサービスを利用することが前提となります。それ以外に動かすことができないのですから当然ですね。
そこで今回、より多くのソリューションパートナー企業がi-Construction等に参加できるようにし、幅広い建設現場などに適したアプリケーションを提供できるようにと考えられたのが「LANDLOG」ということです。
LANDLOGでは現場のIoTデバイスからの情報等を蓄積、その情報を元に新たなアプリケーション開発をパートナー企業らがおこなえるようにするとのこと。
これが広まることでLANDLOGを土台とした、LANDLOG有りきでのアプリケーション開発がされることになるので、現場のあらゆる情報がLAMDLOG上に蓄積され、それにより新たなアプリケーションが生み出される。幅広い建設現場などに適したアプリケーションが提供されるようになると思います。
さらに国内だけでなくグローバルな展開も進められるとのことなので、そうなるとまさに集合知。LANDLOGを利用することで自社に最適なソリューションを見つけられるようになれば、より現場の働き方が変わることでしょう。
弊社のSINQAなどのシステムもLANDLOGベースにすれば、より多くの企業様で利用できるようになるのだろうか?とにかく可能性の大きい取り組みだと感じます。