【AI技術】図面の修正箇所を素早く色分け

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こんにちは。もうすぐ10月でそろそろ涼しくなってきたかと思いきや、それも朝晩だけ。日中はまだまだ日差しも強く暑いですね。昨日も京都では30度を超える夏のような暑さでした。身体の温度管理に気をつけていきましょう。

図面・積算関係の問題解決技術

本日は図面チェックの業務に人工知能AIを活用した技術をご紹介。図面の修正をした後にどこが変わったのかが分かりにくく、最悪チェック漏れという自体になる可能性もある、煩わしい図面のチェック作業。

目視と手作業というアナログでの作業環境が多いので、チェック漏れが発生してもおかしくはありませんね。中には図面の線の太さが少し変わっているだけのような細かな物もあったりするので、労力もかなりかかってしまいます。

最悪チェック漏れということになると、施工の手戻りに繋がったり、数量の反映ミスからのコストの算出ミスなど、業務に大きな影響を与えてしまいます。

そこで開発された図面自動チェックAI


出典:協栄産業株式会社「Miidel(ミーデル)」図面の比較例


出典:協栄産業株式会社「Miidel(ミーデル)」仕様書の比較例

このAIシステムは、変更前の図面と変更後の図面の差分を認識し、変わった箇所は色分けして表示されるようになっています。これに似たようなシステムは既存でもあったようですが、チェックに時間がかかるものが多く、それに比べるとこの「Miidel」は、サイズ関係なく100枚の図面比較を30分程度で完了できるとのことです。

このシステムの良い所は自動チェックは勿論ですが、取り込む際のファイル形式はPDFでもJPGでも良く、単純に図面を撮影したデータでも上下が逆さまでもキチンと認識するという点です。これが人工知能を使っている利点ですね。わざわざ形を合わせる必要がない分、そこも省力化になります。

勿論、人工知能とて完璧ではないので最終的な人のチェックは必要になりますが、色分けされている箇所のみチェックすればいいのでやりやすいのは言うまでもありません。

このようにアナログ作業を人工知能に任せるというのは、かなり有効な省力化と言えます。まだまだアナログ作業の多い業界ではありますが、クラウドや人工知能、IoT技術などで着実に変わってくることと思われます。

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