概要
株式会社mign(以下、マイン)は、2023年7月、画像生成AIによってパースのレンダリング(写実的な表現に変換)を即座にできるソリューションをリリース。プランナーのインタビューとデザイナーの手間を削減に期待できるとして、マインソリューションのstadi(建築デザイン支援画像生成AI)にも追加機能として実装したというリリースニュースをお届けします。
画像生成AIによってパースレンダリングを即生成
建築やランドスケープなどの設計プロセスにおいては、まずBIM/CIMやCADなどで図面と簡易的な3Dモデルやパースを作成し、その後、レンダリング(写実的な表現にする)のために、専用のソフトウェアにデータをインポートし、作業をすることになります。BIM/CIMなどとレンダリングソフトウェアが連動しないこともあり、図面が変更されると、再度レンダリングをするなど手戻りが発生します
今回、リリースするソリューションは、簡易的な3Dモデルやパース作成後のレンダリングのプロセスを画像生成AIの技術によって置き換えることで、プランナー・設計者側のコストの削減が期待できます。
具体的にはユーザー(設計者)側で、レンダリング前の画像をアップロードすると、簡易的にレンダリング(写実的な表現に変換)した画像を生成することができます。
ソリューションの使い方
①リノベーションしたい部屋の画像をアップロードします。
②変換するボタンを押すと、元々の画像がレンダリングされた表現に変換されます。
(所要時間5分から10分程度)
既存機能
・画像のアップロード
・簡易的なレンダリングをする
・画像をダウンロードする
カスタマイズの例
・一度に大量の画像を変換する
・スケッチ風など、別の表現への変更
・企業ウェブサイトへの埋め込み。
・様々なニーズに柔軟に対応することが可能です。お気軽にご相談ください。
料金
SaaS(初期セットアップ料金+月額メンテナンス料金)。
ご面談後、お見積もりいたします。
提供まで流れ
- ヒアリング、2.要件定義、3.お見積もり、4.初期設定、5.サービス開始。
最短でヒアリングから1ヶ月でサービスを開始することが可能です。
応用可能領域
建築業、土木業、製造業、不動産業
資料引用:mign
おわりに
こうしたリリースニュースを拝見すると、モデラ―要らずな制作現場は来るのかという発想が出てくる今日この頃です。
これまでの3次元モデルは、2次元の図面を作ってから3次元の形状を組み立て、CGでシミュレーションするという流れが主流でした。修正が入ってしまうと関連する2次元の図面を全て修正してから、やり直す必要があり、大変手間が必要としていました。
BIMモデルは、BIM対応の3次元CADで作成。最初から3次元で設計し、3次元から2次元図面を切り出して作成することで、モデルの編集に追従した設計図書の管理が可能です。BIMモデルを部分的に修正しても、関係する部分は全て自動反映され、図面間の整合性を常に保てます。
それならば、インテリアコーディネート面で生成AIを用いて、テクスチャやカラーバリエーションを考えさせることは、容易なことでしょう。これを人力でしようものなら…ライターもげんなりする工程なのを思い出します。
分野が違いますが、ふと思い出したのは、かの小島秀夫氏がTwitterのなかでこうつぶやかれています。
「いずれはAIが映画やゲームのティザーやトレイラーを創る時代が来るだろう」
2016/09/05 小島秀夫
生成AIの成長過程を見守る最中に、現代があることを自覚したいと思います。
参考・関連情報・お問い合わせなど
□株式会社mign
リリースニュース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000100410.html
本プロダクトの導入に関するお問い合わせはこちらからお願いします。
本プロダクト以外の開発等にも柔軟に対応可能です。
contact@mign.io
株式会社mignは、未来の都市や社会をつくることを目指し、
先端技術を活用した世界初・業界初のソフトウェア・ハードウェア開発に取り組んでいます。
https://www.mign.io/