戸田建設✕oVice
ハイブリッドな働き方を支援する、大規模デジタルツインスマートオフィスを実現へ。

sugitec

概要

戸田建設株式会社(以下、戸田建設)とoVice株式会社(以下、oVice)は、2024年竣工予定の「(仮称)TODA BUILDING」(以下、TODAビル)をモデルとした、戸田建設全社員(4,175名、2022年3月時点)がバーチャルで働けるような大規模デジタルツインスマートオフィスを構築すべく共同開発を開始というリリースニュースをお届けします。

「oVice」で大規模デジタルツインスマートオフィスを実現

(仮称)TODA BUILDING ✕ oVice上の(仮称)TODA BUILDING

開発の背景

近年のコロナ禍に端を発したニューノーマル時代への移行により、社会全体が非対面コミュニケーションをはじめとした多様なワークスタイルへの適応を迫られています。

オフィスのあり方も同様で、TODAビルの計画においても、スマートオフィスとしての機能だけではなく、多様なワークスタイルに適応できるオフィスが求められています。

oViceは2次元のバーチャル空間「oVice(オヴィス)」を開発・提供しており、主にテレワークを導入している企業のバーチャルオフィスとして利用されてきました。

ニューノーマルにおいてオフィス回帰が起こるなか、リアルオフィスへの出社とテレワークが混在するハイブリッドワーク環境下でも、両者がシームレスにコミュニケーションできる環境を提供すべく、新たなサービス開発や業務提携等を行っています。

ワークスタイル領域における新規ニーズの事業化として、戸田建設が描くスマートオフィスとしての機能に加えて、ハイブリットワークなど多様なワークスタイルに適応できるオフィスビルの方向性が当社と合致し、共同開発を行うこととなりました。

デジタルツインスマートオフィスの概要

「oVice」はoViceが提供する、アバターで交流する2次元のバーチャル空間です。
チャットや音声通話のみならず、画面共有をはじめとした基本的なWeb上でのコミュニケーション手段を備えており、累計1000棟以上のバーチャルビルが建設され、現在約6万人以上のユーザーが毎日「出勤」しています。

oViceは完全にバーチャルな空間として利用されることが多いですが、戸田建設では、そこにリアルオフィスと同じレイアウトを用意し、NFC※1BLE※2等で取得したリアルな座席レベルの社員位置情報と連動してoVice上のアバターを動かし、リアルオフィスの設備機器制御といった各種IoT技術も連携させることで、人も含めたデジタルツイン空間を実現します。

連携するオブジェクトは、空調・照明・ブラインドなどの機器類、カメラ映像やデジタルサイネージ、温湿度やCO2濃度などの環境情報、トイレの空き状況からゴミ箱の満空情報まで多岐に渡ります。

また、oVice上に用意したリアルオフィスと同じデジタルツイン空間には、オフィス勤務者がアバターとして表示され、その周辺部に在宅勤務者などがアバターで出勤するためのバーチャル空間も用意することで、リアルオフィス側と一体感を持ったコミュニケーションが可能となります。

両社は現在、戸田建設T_FIT HATCHOBORI本社ビルをモデルに連携を開始しています。
また、戸田建設はTODA BUILDING竣工の前にoVice上のバーチャルTODA BUILDINGをオープンし、リアルオフィスのレイアウト検討などに活かしていく考えです。

分散した人と情報をつなぎ、離れていても常時自然につながることで、テレワークとリアルオフィス出社の社員が混在するハイブリッドワークにおいても働き方・働く場を自律的に選択し、生産性高くチームでコラボレーションができる環境を提供していきます。

※1 NFC(Near Field Communication)
近距離無線通信規格のひとつ。デバイス同士をかざして通信するための技術で、主にスマートフォンやICカードに利用されている

※2 BLE(Bluetooth Low Energy)
Bluetoothの拡張仕様のひとつで、極低電力で通信が可能なもの。

今後の展開

戸田建設は、全国に分散した勤務場所を繋ぐ新しいコミュニケーション手段としてoViceとの共同開発を展開していくとともに、TODAビル竣工の前にバーチャルTODA BUILDINGをオープンし、リアルオフィスのレイアウト検討などにも活かしていきたいと考えています。こうして得た知見をもとに、デジタルツインスマートオフィスという新たな付加価値を提案していきます。

別の場所にいても、同じバーチャル空間でコミュニケーション

oViceとは? アバターを使い交流する2次元のバーチャル空間

oViceはウェブ上で自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることで簡単に話しかけられる2次元のバーチャル空間です。
2020年8月のサービス開始以降、テレワークにおけるバーチャルオフィスやオンラインイベント、オープンキャンパスなど、さまざまな場面での活用が進み、2022年8月時点で発行スペース数は3万件を突破しました。

資料引用:戸田建設


参考・関連情報・お問い合わせなど

戸田建設株式会社
リリースニュース
https://www.toda.co.jp/news/2022/20221018_003128.html

oVice株式会社
「人々の生活から物理的制約をなくす」ことをミッションに掲げ作られた、自由に動いて自由に話しかけられるバーチャル空間「oVice(オヴィス)」を開発・提供しています。
2021年には週刊東洋経済の「すごいベンチャー100」に選出されました。
また、oViceはシリーズBラウンドで新規投資家および既存株主含む複数投資家を引受先とする第三者割当増資に加え、複数の金融機関からの融資により総額45億円の資金調達を行ったことを2022年8月31日に発表しました。

所在地 :石川県七尾市本府中町エ113 B
代表者 :代表取締役CEO ジョン・セーヒョン
設 立 :2020年2月
URL :https://ovice.biz/3MBR5BS
事業内容:バーチャルオフィス、オンラインイベントで使えるバーチャル空間の開発・提供
無料トライアル:https://ovice.biz/3CEpWK4

新技術紹介
技術開発でお困りですか?

スギテックでは、DXを推進していく中で、皆様が日々抱えている課題を解決するお手伝いをさせていただきます。

「技術開発を考えているが実現できる技術なのか?」「こんなことをやりたいと思っているが、費用は大体いくらかかるのか?」等、気軽に相談や見積もりができる所をお探しの方は、是非お気軽にお問い合わせください。

SUGITEC|建設業界の最新技術紹介
タイトルとURLをコピーしました