今後のドローン建築調査の試金石となるか？
先日の「日刊建築タイムズ」にて、国内では初となるドローンを使っての物件調査が、京都市中京区の「京都あじびる河原町」にておこなわれたとの話題がありました。
エンジニアリングレポートの項目調査を実施した上で、目視できない箇所をドローンを活用して調査をおこなったそうです。
以前、このブログでも紹介した「建築物診断もドローンで！？」でもご紹介しましたが、いよいよ国内でも実際にそれがおこなわれたということで、これから業界内でどういう動きを見せていくか注目したい所です。
解決するべき障壁は置いておいてメリットは？
操作などの技術面、安全面に加えて、道路交通法・民法、時にプライバシーや航空法などの法的な問題も絡んでくる為に、気軽に飛ばして撮影すればいいという安易な物でもないドローンですが、それ以上にメリットがあるのも事実。
建物の調査において目視できない箇所の確認が、ドローンがあることで容易になったり、通常よりも短時間で調査できること。それらはドローンに搭載できる調査機器が進歩することで、より詳細で精度の高い情報を容易に短時間で収集できるということに繋がります。
安全面・法的面の整備と機材の更なる進歩で、この業界でも一気に普及してくる可能性は十分あるでしょう。今後の動きと広がりに注目です。
マンパワー部分を半自動化することも十分可能だ。
現場調査などで人が複数人で動き、足場がないと作業ができない所であったり、特に測量の世界ではそれこそ様々な環境下に実際に足を運んで作業をしなければならない。
確かに測量はダムや橋、トンネルを作るとなった時には人里離れた山の中。という環境もあったりして…それでも場合によっては人がそこに足を踏み入れて作業に赴く必要がありますもんね。危険も伴いますし地道で体力も必要だと思います。
そう、まさにマンパワーで作業にあたる必要があったが、数年前から測量にドローンを活用する動きが広まり、年々その技術精度が上がっている。
もちろん、どこでもドローンでやればいいという訳ではなく、コストなどの兼ね合いからケースバイケースになってくるが、マンパワーに頼っていた部分を効率化できるのは、企業において多きなメリットになるはずだ！
