自分で痛みを知らせる建築物?IoTを使った知能建築

sugitec

建築にIoTを加えた技術

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つい先日に行ってきたAmazonのセミナーイベントでも中心となっていた、IoT技術に関する話題を今回も取り上げたいと思います。住宅などで言うと建物そのものよりも、中で使用する家電製品などにIoT技術が使われているイメージがありますが、建物そのものにも活用しようという「知能住宅」なるものができるようです。

知能住宅とは?

この技術が研究されるきっかけとなったのは、東日本大震災で被災した多くの建物の復旧事業を開始するにあたり、開始の前に必要な建物の損傷具合の確認作業だけでも約80日間という時間がかかったようです。これは熊本地震の際でも同様で、こちらも長期間の実地調査となったようです。

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建物の損傷・劣化の度合いを正確に判断するのは難しい他、実地調査に時間がかかるのは仕方ないにしても、被災された住民の方にとっては復旧に目途がたたず長い期間待たされるのは精神的にも辛いところです…そこで人の調査以外でも建物自体が自己判断で現状のデータを発信し被災度などの判定を短縮できないかということから研究が始まったようです。

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出典:東京理科大学

どんなことが可能になる?

この知能住宅を取り入れることで、建物自体が自分の劣化や損傷の位置とそのレベルをデータ発信し、そのデータを解析することで迅速な復旧がおこなえるようになるようです。まだ実際にそれを採用した建物はなく、東京理科大学をはじめとするチームで研究が進められているとのこと。

スギまる
スギまる

何にでも応用が可能なIoT技術ですがこの技術はなかなか面白いですね!これが実用化され普及すれば、弊社の業務でもある劣化診断の形が変わりそうですね。もちろん今の形が無くなることはないと思いますが、より効率的にできる部分は増えてきそうです。

スギヤマ
スギヤマ

しかしながらこの技術。災害があった際に電気などのインフラ面がシャットダウンしている状態でどうやって稼働させるのか?センサーを全ての部材に埋め込むのか?など色々な問題をどうクリアできるのかがポイントになりそうだ。

スギまる
スギまる

最初からそれらの問題があるから現実的に無理だとならず実用化の為にチャレンジをされているので、どこまで進化していくのかその動向に注目していきたいですね!

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