折板(せっぱん)屋根塗装修繕
本日は某小学校でおこなった折板屋根の塗装修繕工事のビフォーアフターになります。折板屋根と聞いてどんなイメージの物を想像されますか?業界の人はともかく、あまり普段からは聞きなれない単語なのでどんな物かイメージしづらい方もいらっしゃるかと思いますが、
出典:Wikipedia
これです!屋根の部分のギザギザな形。見たら「あぁこれか」となると思います。街でもよく見かける金属板の屋根ですね。写真のような駅の屋根や、工場や倉庫なんかの屋根に使われていることが多いです。屋根に使われるということは日光などの紫外線、雨などの影響を直に受けるので予想以上に傷みやすいです。
なので適切なチェックとメンテナンスを施さなければ、知らない間に大規模な修繕をしなければいけなくなる程に、劣化が酷くなっていた…なんていうことにもなりやすいです。こうなってしまうと時間的コスト的負担も増えるので、定期的にチェックはしていきたいですね。 こちら現場の渡り廊下です
今回は小学校の渡り廊下の屋根に使われている折板屋根に劣化が見られました。劣化で錆びが進行しており、雨漏りがしていたのと屋根の溝になっている部分の排水口が詰まっているのか、うまく排水ができておらず雨水が溜まり放題の状態になっていました。
たっぷりと雨水が溜まっていますね。
こちらはケレン作業をし、全て綺麗に清掃をした後に錆止め処理を施し、塗装をおこないます。
ケレンとは主には金属部分などの塗装をおこなう前の下準備として錆を落としたりすることを言います。これは例え錆びていなくても塗装の密着度を良くするためにおこないます。
こういった金属部分の塗装をする場合にはケレンを十分におこなっていないと、綺麗に仕上がらないばかりか、せっかく塗布した錆止めの塗料も長持ちしない、無理に塗装してもすぐに落剝してしまう、ということになります。その為ケレン、下地作業は丁寧におこないます。
そして仕上がった塗装がこちら。
これで雨漏りも解決し美しくなりました。
単純に上から新しく塗料を塗るという訳ではありません。良い塗料でも耐久性はケレン次第です。作業としてはある程度時間のかかる行程になりますが、塗料の最大限の性能を引き出すために、スギテックではこういった下地作業も簡略化せず丁寧におこなっています。