外壁タイルの剥落を起こさない為に

sugitec

起きてからでは遅い剥落事故

16081900

先日の防水新聞「ARS」に「外壁タイルの剥落防止対策の現状と対策」ということで、情報がクローズアップされていました。熊本地震による被災の状況について、約60%ものマンションでタイルの剥落防止の補修が必要ということが調査結果として報告されたそうです。

経年劣化による剥落の可能性は勿論ありますが、やはり今回の地震などによる自然災害があった場合、耐用年数以前に直接的な被害として、剥離やひび割れが発生してしまう可能性が非常に高いというのが、実際に調査結果として表れたということになります。 安全は勿論、建築物の価値を守るためにも

16081901

このブログでも再三取り上げてきましたが、外壁タイルの剥落事故は、起きた場合に社会的に許容されない問題となるので対策は必須です。

建築物の所有者にとっては、当然コスト面での負担がかかってくるために、それが実行する上での壁となっているという問題はあります。ですがそれを理由として、建物の劣化に対して適切な対処をおこなわない場合の損失の方が極めて大きい、という認識を持つことが大事だと言えます。(損害賠償・刑事上の責任リスク、風評被害リスク、建築物の資産価値減価リスクなど)

建築物は財産でもあり、適切な調査を実施し、早期に適切な処置を施すことが、継続的な価値の保全に繋がります。

スギヤマ
スギヤマ

国交省が毎年2回実施している「外壁材の落下防止対策に関する調査」の各都道府県からの報告件数は、全体の約6~7割にとどまっているのが現状だ。

スギまる
スギまる

その結果として、実際に適切な定期診断がおこなわれていなかったことによる、大きな事故が相次いでいたので、数年前には定期報告制度の見直しもおこなわれましたよね。

スギヤマ
スギヤマ

残念ながらそうだな。法的には対策はおこなわれていると言えるが、まだまだ建築物所有者の意識レベルとのギャップがあると言える結果に思う。

スギまる
スギまる

定期調査をおこなうことで、異常の早期発見・早期修繕ができるのでコスト面での負担も軽くなります。人間と同じで早期発見、早期治療の意識で、安全と資産価値を維持していきましょう!

新技術紹介
技術開発でお困りですか?

スギテックでは、DXを推進していく中で、皆様が日々抱えている課題を解決するお手伝いをさせていただきます。

「技術開発を考えているが実現できる技術なのか?」「こんなことをやりたいと思っているが、費用は大体いくらかかるのか?」等、気軽に相談や見積もりができる所をお探しの方は、是非お気軽にお問い合わせください。

SUGITEC|建設業界の最新技術紹介
タイトルとURLをコピーしました