こんにちは。様々な業界での人手不足の深刻化が問題となっており、その解決方法のひとつとして昨今増加してきているのがドローンやロボットを利用したソリューションです。
本日はトッパン・フォームズ株式会社(以下、トッパンフォームズ)とブルーイノベーション株式会社(以下、ブルーイノベーション)がAGV(無人搬送車)を活用した自動巡回点検ソリューションを共同開発したという話題。
AGV自動巡回点検ソリューションの提供開始。列車保守点検業務でトライアル
このソリューションは、カメラやマイク、センサーなどを搭載したAGVで、倉庫や工場などの従来は人手で行われていた施設内の点検作業を自動化するものとなっています。
すでに2022年1月より、JR東日本の東京総合車両センターの列車保守点検業務にて、実際にこのソリューションが活用されたトライアルが開始されているとのこと。
従来の点検作業では、作業者が車両内の各種機器の状態を目視で確認していたそうですが、このソリューションの活用によって点検を無人かつ自動で実施できるようになり、作業品質の向上や作業時間の短縮、無人化による効率向上が見込まれています。
資料:ブルーイノベーション
担当者が目視で点検したり、そのデータの記録や管理、分析まで、人手で行っている作業は多くあります。そしてその負荷は大きいもので、作業を効率化・自動化することは喫緊の課題となっていました。
今回のソリューションは、ブルーイノベーションの開発した、複数のロボットやドローン、各種のデバイスを一つの指示だけで自動的に業務を達成することができる「BEP(Blue Earth Platform)https://www.blue-i.co.jp/technology/bep/」がベースとされた「BEPサーベイランス」と、トッパンフォームズのICタグやシステムを最適な構成で提供できるIoTソリューションのノウハウを組み合わせることで、点検担当者の負荷を軽減できるソリューションとして実現されています。
資料:ブルーイノベーション
ソリューションの特長としては、AGVの巡回コースや時間設定、データ取得から保存までをひとつのインターフェースで管理できることや、企業や現場によって異なってくる点検項目に対し、カスタマイズが可能なこと、5G通信やデータのAI解析にも対応していることが挙げられます。
マンパワーで行われていた目視点検が自動化されることで、大幅な効率化・省人化が可能になりそうですね。今回のソリューションは現在鉄道で使用されていますが、両社では鉄道業界だけでなく、製造業やインフラ企業を中心に拡販していくとしています。
□ブルーイノベーション株式会社
トッパンフォームズとブルーイノベーション、 AGV自動巡回点検ソリューションの提供を開始
リリース記事:https://www.blue-i.co.jp/news/6300/
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