こんにちは。6日から始まった建設DX展も残すところ本日のみとなりました。昨日は弊社の東京支店長がスマートタイルセイバーのセミナーに登壇させていただき、こちらも限られた時間の中で多くの方にお越しいただきました。本当にありがとうございます。本日最終日、最後まで頑張ってまいります。
さて、本日は様々な分野での活用が盛んになっている産業用のドローンですが、今後はさらに社会へ浸透してくるのは間違いありません。
そんな中で政府では2020年9月に、ドローンは「調達はセキュリティが担保されたドローンに限定し、既存導入されているドローンについても速やかな置き換えを実施する」、という方針を公表しています。この方針によって高いセキュリティを実現したドローンの需要は高まっていると言えます。
そしてこの度、国産の産業用ドローンや自律制御技術を始めとするロボティクス技術を開発している株式会社ACSL(以下、ACSL)は、機体の乗っ取りやデータの漏えいなどへの耐性を実現した、安全安心なドローンである小型空撮ドローンを開発しています。ドローン名は「SOTEN(蒼天)」。
セキュアな小型空撮ドローン「SOTEN」を受注開始
このACSLのSOTENですが、高性能で高セキュアな小型ドローン開発を目的とする、NEDOが公募する「安全安心なドローン基盤技術開発」事業に採択されて技術開発を進めていたものとなり、日本政府が開発を支援した成果を活用し量産化まで辿り着いた初のドローンとなっています。
出典:ACSL
セキュアな技術の特徴としては、コンピュータセキュリティの国際規格である、ISO15408に基づくセキュリティ対策が施されており、データ漏えい・抜き取りを防ぎ、機体の乗っ取りに対する耐性を実現。
また、主要なドローン機体の部品の多くは国産品であり、国産品でない部品に関しても信頼性の高い海外の調達品を採用しており、データの暗号化やデータの保護に関してもセキュリティの強化が図られています。
出典:ACSL
ドローン自体の性能に関しても、小型空撮ドローンでは初のカメラのワンタッチ切り替え方式が採用されていることから、カメラの選択肢が多いのが特徴で、標準カメラの他に赤外線カメラや、マルチスペクトルカメラ、光学ズームカメラ等との交換が可能とのこと。小型空撮ドローンでカメラの選択肢が多いのは嬉しいですね。
出典:ACSL
また通常、小型ドローンと言えば風に弱い印象がありますが、SOTENは最大対気速度が15m/sと安定性もあります。災害時等の厳しい環境化でも安全な使用が可能。そしてさらに準天頂衛星システム「みちびき」の測位補強サービスを搭載していることから、災害等の調査などの正確な位置情報の把握が必須の場面において、安全な離着陸を可能にします。
出典:ACSL
まだまだそれだけではありません。LTE通信でのネットを介したドローン操縦を可能としており、山間地やプラント内等での遠隔地等での、補助者なしの目視外飛行(レベル3)もできるとのこと。
またオフラインの場合においても基、地局のアプリにオフライン地図を表示した自動飛行ができるとのことで、セキュア能力のみならず十分な飛行性能を持った小型ドローンとなっています。気になる方は、ACSLが製品サイトも公開されていますのでのぞいてみてはいかがでしょうか。
□株式会社ASCL
ACSL、セキュアな小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」の受注を開始
リリース記事:https://www.acsl.co.jp/news-release/press-release/2084/
小型ドローン「SOTEN」紹介ページ:https://product.acsl.co.jp/product/post-369/
購入の希望、相談等:https://product.acsl.co.jp/flow/