記事のポイント
・SkyLink Japanを運営する株式会社WorldLink&Company(以下、スカイリンク)は、メガソーラーの保守点検を実施する事業者向けに国内外のドローンやアウトソーシングのレベルなど、希望に応じた点検ソリューションのパッケージの提供を開始する。
・パッケージは3つのコースからの選択式になっており、全てをアウトソースするトータルコースの他、データ分析のみをアウトソースするデータ分析コース、ソーラーパネル点検ビジネスを始めたい事業者向けのパイロット育成コースとなっている。
計画や撮影からデータ分析、レポートの作成まで、選べるパッケージ
スカイリンクでは、ソーラーパネル点検を地上で行う目視作業からドローンによる空撮点検に置き換えることで、保守点検業務のDX化に寄与してきている。
ソーラーパネルは屋外にあり、経年劣化やチリ・埃などの様々な汚れによる発電量の低下や、最悪はパネルの故障が発生する事もあり、安定的な電力生産において定期的な点検が必要不可欠となる。しかし、従来の点検手法においては検査員が測定器でモジュールを一枚一枚点検しているが、時間が掛かり過ぎるのと、人が点検する以上は見落としなどのヒューマンエラーが発生する可能性があるという課題があった。
スカイリンクの点検ソリューションでは、ドローンの空撮により広大な施設でも効率的な点検を実現する。ソーラーパネルの異常箇所を抽出することは電力生産量の低下やソーラーパネル設備の発火など二次災害の発生抑制も見込めるという。
2017年に施工された再生可能エネルギーの固定価格買取制度である改正FIT法によって、太陽光発電事業者に事業計画の提出と保守点検の義務化が課せられることになった為、今後効率的な定期点検の需要が増加することが見込まれているが、そんな市場状況に対し、他企業とのアライアンス実績や豊富な現場ノウハウ、全国のパイロットネットワークなどの強みを通じ、社会実装力を発揮し、ユーザーに価値提供を行ってきたという。
また、近年ではソーラーパネルは重要インフラ設備としての位置づけから、情報の取り扱いに関する高い安全性が求められるようになってきている。スカイリンクではそんな情報セキュリティへの懸念を持っている多様化したユーザーニーズに対応するため、セキュアな国産ドローンでの点検コースも用意しており、そのような背景を踏まえ多様なソリューションを分かりやすく認知してもらうことを目的とし、パッケージ化されたプランの提供を開始した。
SkyLink Japan ソーラーパネル点検ワンストップソリューション特長
1.地上作業をドローンに置き換えることによる大幅な業務効率化の実現
2.自動航行により安全な飛行でデータ収集
3.豊富な実績と独自の解析ツールによる、安定した品質のデータ解析
4.現場の声を反映させた報告書の提供
5.パッケージ化されたドローン点検によるメニュープラン提供
6.セキュアな国産ドローンなどを用い、課題に応じた機体の提案
7.スカイリンクのクラウド型データ共有プラットフォーム「4DLinkCloud」上に点検結果を蓄積。経年変化を時系列でプロットでき、広大な施設でも容易に一元管理可能(オプション)
サービスは、飛行計画、フライト、データ収集、報告書作成まで全ておまかせワンストップ提供の「トータルコース」、データ分析、報告書作成の一部をおまかせする「データ分析コース」、太陽光パネル点検ビジネスを始めたい事業者向けに、安全基礎/自動航行/データ取得/赤外線カメラ基礎の4つの講習がセットになった「パイロット育成コース」の3つとなっている。
今後は更なるAIの活用などによるインフラ点検のDX化を推進していくそうだ。
□SkyLink Japan(株式会社WorldLink&Company)
ドローンを活用しメガソーラーの保守点検業務をDX化・クラウドストレージサービスが2ヶ月無料付帯
リリース記事:https://karasuma.keizai.biz/release/72728/(烏丸経済新聞)