こんにちは。昨今では建設業などの現場を遠隔から映像共有したり、また遠隔から作業指示を行えるようなサービスが色々と登場してきています。
「株式会社オプティム」の提供している「Optimal Second Sight」というサービスも、そんな遠隔からの作業の支援が行えるものとなっています。
マルチデバイス対応しておりスマートフォンやタブレット、iOS/Android等OSを限定せず幅広く利用できるサービスとなっているようですが、その中に「サン電子株式会社」製の国産ARスマートグラスが新たに対応するようになったそうです。
エリアとデバイスの垣根を超えたフィールドメンテナンスの業務改善
サン電子が製造・販売している国産ARスマートグラスの「AceReal One」が、オプティムの提供する遠隔作業支援サービスの「Optimal Second Sight」に対応したとのこと。
複数の端末間で共通利用ができるマルチデバイス対応の「Optimal Second Sight」と、実現場での使用に耐えられる耐久性を備えている「AceReal One」と連携することにより、迅速で的確な遠隔作業支援を行うことができる。
Optimal Second Sightの特長
特許技術「Overlay technology」を活用した直感的指示
作業者の目の前の状況をリアルタイム映像で確認できるため、現場に専門知識を持った指示者がいるかのような、きめ細かいサポートが可能。指示方法も「赤ペン」「指差し」「移動メッセージ」と状況に合わせ選択可能。
カメラ映像共有機能:現場状況のリアルな共有
スマートグラスやスマートフォン、タブレット等で現場作業者が見ている映像が指示者にも共有され、リアルタイムに現場状況を確認、把握することが可能となることでスピーディーな作業支援が可能に。
支援中に資料が送れる
サポート中に作業者に図面やマニュアル等の資料を送ることが可能。言葉で説明しにくい内容などの作業でも、送った資料を確認しながら作業できるので、認識のズレを防止できます。
詳細情報まで確認
現場状況を高画質な静止画で撮影でき、そのデータは指示者側ですぐに確認・保存できるので、映像共有で見えにくい物(基盤やメーターのメモリ)等の細部の情報確認もでき、的確な支援が可能に。
AceReal Oneの特長
AceReal Oneは防塵・防滴性能(IP54準拠)や高温環境(40度)における動作、産業用ヘルメットへの装着も可能で、産業用途、屋内外のフィールド作業に最適化された国産唯一の両眼スマートグラス。
出典:AceReal
ハードウェアの特徴を活かした屋内外のフィールド作業や建設・製造・メンテナンス現場での活用や、業務支援アプリケーション「AceReal Apps」やソフトウェアの開発キットの「AceReal SDK」を用いた既存システム、ソリューション等との連携で、活用フィールドが広がっているそうです。
まとめ
両社は今後、製造・建設・土木・医療ICT・介護、福祉・教育ICT、物流、公共などのあらゆる分野・業種の現場へ向けこのサービスを活用した新たな働き方を提案していくとのこと。
新型コロナウイルスへの対応として外出自粛要請を行った方は多くいらっしゃると思います。元に戻りつつある現在でも、引き続き対策を行っていかなければならない状況であることに変わりはありません。
今回ご紹介したこのサービスは、昨今の技術者不足問題を解決するものであり、また不必要な人員の移動を抑制することができるものとなっており、現場作業を必要とする企業において上記の課題解決と従業員の安全確保には非常に有効な内容になっているのではないでしょうか。