こんにちは。2019年の市場規模が1.8兆円と言われているAR(拡張現実)ですが、4年後の2023年には約17兆円にも達すると見込まれています。
あのGAFAは勿論、あらゆるテック系の企業はAR技術やデバイスの開発に注力しており、ARを活用したテクノロジー関連の話題を見ない日はないほどで、今最も注目・期待されている技術と言ってもいいでしょう。
今現在はスマートフォンやタブレット越しにしかARの映像を見ることはできませんが、それでも画期的で面白いテクノロジーであることは体感できるかと思います。
本日はARで脚立やはしごなどを表示する「ハセガワAR」というサービスを開発した、足場関連製品のパイオニアである長谷川工業が、工業用関節資材の通販最大手である株式会社モノタロウと連携したという話題。
モノタロウがハセガワARと連携。ARで商品を原寸表示し購入を後押し
まず「ハセガワAR」についてですが、こちらはAR機能を活用し、原寸大サイズの脚立やはしごを現実世界に表示することのできる業界で初のサービスとなります。
出典:ハセガワAR
多くの人はスマートフォン等でAR機能を使ったことがあると思いますので、大体のイメージはできるかと思います。
ネット通販は便利な反面、現物サイズを見ることができないというのがデメリットでした。しかしARで実際の商品のサイズを見ることができるというのは非常に便利です。
今回の連携で、モノタロウで取り扱っている長谷川工業の脚立やはしごなどの製品、約190アイテムの商品ページ内に「ハセガワAR」のQRコードが設置されています。
ARの使用イメージ
1.まずARアプリを立ち上げ、試し置きをしたい商品を選択。
2.こちらは「オブジェクトモード」商品の3D画像を360度見ることができます。
3.商品を現実世界に投影したい場合はARボタンをタップで「ARモード」に。
4.角度など自由に変更し実際の配置イメージを確認可能。
脚立やはしごなど、特に大型のものになる場合は、設置するスペースやそのスペースに合うのかサイズを測るのが面倒でした。
そしてサイズを測っていざ購入し、実際に置いてみたが想像以上に大きかった…など、やはり実物を見なければ分からない部分もあるのがこういった製品。
意外とこういうARの製品イメージが使えるようなサイトは余りありませんが、ユーザーからするとスペースの確認やメジャーなどで測るという手間が省け、イメージ通りのものが購入できるというのはメリット。
製品を扱う側からしても、特に大きな製品を営業販売している場合は客先に製品を持ち込んだり配送することなく、複数の製品をその場でお客さんに確認していただけるというのは大きなメリットではないでしょうか。
ハセガワARの使用は以下QRコードより(無料)
おまけ
こちらは完全にお遊びのようなものですが、最近ネット界隈でGoogle検索のAR表示が話題になっていました。
AR表示に対応したスマートフォンから、Google検索で「イヌ」や「ネコ」「ライオン」などを検索すると、検索結果と共に「3D表示」というボタンが出てきます。
それをタップすることで、目の前にその動物の3DモデルがARで出現(動きも有り)。大きさの変更や移動なども自由に行えるようになっています。これが意外に再現度が高くリアル。
現在29種類の動物が呼び出せるようになっているそうです。今後は動物以外にも製品類のARなどが追加予定とのことで、遊びや教育、ショッピングまで様々な分野で活用できるARに育っていきそうですね。