ドコモと日揮、ドローンやIoTの事業活用を目指し合意書締結

sugitec

こんにちは。明日から夏季休暇に入られる企業様も多いと思います。暑いのは勿論、非常に強い台風10号も近づいてきておりますので、お出かけの際は十分にお気をつけください。

スギテックでも下記日程で夏季休暇となりますので、何卒よろしくお願い致します。

◆2019年スギテック夏季休暇日程
・8月10日(土)~ 8月18日(日)
※この期間にいただきましたお問い合わせ等に関しましては、休暇明け19日(月)から順次ご返答させていただきますので、ご了承の程お願い申し上げます。

プラント設備点検や建設管理の安全性向上・コスト削減に向けた実証

さて、本日はNTTドコモと日揮株式会社が、大規模プラントの設備点検や建設管理を対象とした、ドローンやIoTなどのテクノロジーを活用した実証と事業創出に向け検討実施に合意したとの話題。

検討の背景

国内石油精製や化学プラントの多くが稼働開始から30年以上経過しており、保守点検の需要が高まっています。しかしそんな中、点検にかかるコストや高所設備における点検員の安全確保が課題に。

また、大規模プラント建設においては、工事品質や進捗を管理するうえで現場監督と本部との情報共有が重要になりますが、大規模な建設プロジェクトなどでは工事進捗情報の精査や管理が煩雑になることから、効率化・デジタル化も求められています。

ドコモと日揮は両者のアセットノウハウを活用し、下記課題の解決と事業創出を検討するとのこと。

ドローン等によるプラント保守点検

ドローンを用いプラント設備を撮影。点検者がクラウド上で保守点検のレポートを作成し、点検情報を管理する。

従来のプラント保守点検は、数年から十数年に一度の頻度で、莫大なコストと時間をかけ大規模に実施していましたが、ドローン点検に置き換えることで、高頻度に低コストに点検を行うことが可能に。

また、これまでプラント周辺に足場を組んで実施していた目視点検も、ドローンを活用することで高所作業が不要になるため点検者の安全が確保され、短時間で点検ができます。

スギまる
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大規模な設備になるほどドローンに置き換えた際の効果は際立ちますね。足場がいらなくなるだけでもどれほど助かることでしょう。


出典:日揮

ドコモのドローンサービスと言えば、これまでも何度かご紹介してきましたドローンプラットフォームの「docomo sky®」です。

このdocomo sky®と、日揮グループの提供するプラント向け統合型保全サービス「INTEGNANCE」をはじめとした設備管理システムや、プラント保守点検に係るノウハウを活用した技術開発、現場実証を国内外で行い、2019年内にサービス提供を目指しているとのこと。

プラント工事の進捗情報を自動化する事業の技術開発

施工中の建設現場をドローンで撮影、構造物を3次元上で再現します。再現された構造物の3D画像とプランとの3D設計図をクラウド上で比較し、その差分を確認することで工事の進捗状況を管理。

従来は進捗管理は目視や報告書で実施していたプラント工事ですが、ドローン等を活用し進捗管理を自動化することで、タイムリーにかつ効率的な管理が可能になります。


出典:日揮

こちらの技術開発および実証は2019年度内の実施を目指すとのこと。

まとめ

2社ではこれまでに石油精製や化学プラントなどのユーザーに対し、ドローンやIoT活用に向け協議・実証実験を進めてきています。

ドコモでは中期戦略「beyond宣言」に基づき、ワークスタイル革新を提供する先進的なIoTサービスの創出を進めており、日揮もIT戦略「ITグランドプラン2030」に基づき、AIやIoTなどデジタル技術を積極的に活用したビジネス改革の取り組みを進めています。

今回の合意で両社の連携をさらに強化し、両社の持つ技術やノウハウを組み合わせることで、プラント建設・操業の効率化の実現と新たなIoT事業の創出が進みそうです。

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