現場の安全確保と省力化をARで実現「建機AR」

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スギまる
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こんにちは。九州の方が大変な雨となり、現在雨は東海の方に移ってきています。夕方には関東も大雨になるそうなので、引き続き注意していきましょう。さて本日は7月4日はアメリカの独立記念日(インディペンデンス・デイ)です。

スギヤマ
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この日が一番米国らしい祝日と言われていて、ここからの1週間は全米がクリスマスや感謝祭などのようになる。特にワシントンDCやボストンなどは、派手に祝うので多くの観光客も訪れるそうだ。

スギまる
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ワシントン記念塔で盛大な花火が上がっているのは映像なんかで見たことあります。

スギヤマ
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その打ち上げ花火は独立記念日恒例のものになっていて、独立宣言の採択が1776年だがその翌年1777年以来これまでずっと続いてきた伝統行事だ。

スギまる
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てことは240年以上続いているということですか!?ただの記念花火だと思っていましたが、深い歴史のある事だったんですね。

建設機械の配置計画を見える化する「建機AR」を開発

さて、本日は戸田建設が開発したAR技術のご紹介。タブレット端末を通して建機の3次元モデルを、実際の建設工事現場の映像と重ね合わせて表示できる「建機AR」というシステムになります。

この「建機AR」を用いることで、建設機械を設置した際の建機の周辺状況や、建機が稼働した際に危険箇所等があるかを視覚的に確認することができます。


出典:戸田建設

結果、建機の配置計画に掛かる時間と労力の削減を図ることが可能となり、さらに作業員とのイメージ共有が容易になるため、建設現場の安全の確保にも繋がります。

開発背景

通常は建設現場における建機の設置計画は、仮設計画図と現場を見合わせることで行っています。しかし現場の状況は工事の進捗状況にともなって刻々と変化していくため、都度、資機材の搬入経路と作業員の動線確保や危険箇所の検討などが必要でした。

例を挙げると、図面上では建機の設置が可能であったとしても、近接建物との距離や関係により搬入経路や動線の確保ができなくなってしまう場合や、建機の稼働範囲が限定されてしまう場合があります(下図)


出典:戸田建設

その検討と関係者への情報共有に多くの時間と手間が掛かっているのが現状のようです。

システム特徴

この「建機AR」は、タブレット上で表示させたい建機の3次元モデルを選択し、簡単な操作で実際の建設現場の映像と実物大のモデルを合成して表示することが可能。

また、表示された3次元モデルをそのまま他の場所に移動させて、設置の可否を検討することも可能となります。


出典:戸田建設

さらに、実際の建機の性能を反映することも可能なので、例えばクレーンの稼働状況に応じた吊荷の許容荷重の確認や、所定荷重に応じた適切な作業半径を確認することができます。

特徴まとめ

・タブレット等の端末に実物大の建機3次元モデルを配置可能。

・タブレット上で容易に操作が可能。他の専用機器は不要。

・稼働状況に応じた吊荷の許容荷重の確認や、所定荷重に応じた適切な作業半径の確認が可能。

・表示された3次元モデルをそのまま他の場所に配置可能。(設置高さの変更も可能)

・一度に配置できる建機の3次元モデルの数に制限無し。


出典:戸田建設

まとめ

同社の今後の展開として、現在このシステムは建設現場向けに安全確保と効率化のために活用していますが、同社の建設現場だけに限定せず幅広く一般に使えるように公開することで、建設業界全体の安全性向上を目指しているとのこと。

システム画面を見ていると結構分かりやすく、且つ細かい操作や情報の設定までできそうです。単純に3次元モデルをARで表示できるというものは結構ありますが、建機の可動範囲や荷重の確認など実際の性能をそのまま再現できるのは素晴らしいですね。

なおかつ、その3次元モデルも設置する数に制限がないとのことで、様々な現場での迅速な配置計画とイメージ共有が可能になりそうです。

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