こんにちは。週明け雨模様ですね。急に雨足が強くなる所もあるそうなので視界も悪くなりそうですし気を付けていきましょう。さて本日6月10日は「商工会の日」。1960年のこの日に商工会組織等に関する法律が制定され、1985年に全国商工会連合が制定したとのことです。商工会ってよく聞きますが具体的にはどんな団体なんでしょう?
商工会は各地域で事業を行う商工業者の集まり。地域密着の総合経済団体だな。
地域密着といえば商工会議所や同友会なんかのイメージがありますが、商工会議所と商工会って同じなんですか??
やっていることは同じだが少しだけ違う。例えば地域の違い。商工会の場合は町村などの比較的小さなエリア、商工会議所は市のエリアにある。所属会員でも小規模事業者が9割を超えるのが商工会で、商工会議所の場合は8割。中堅や大企業の割合が多いのが特長だ。後は法律。商工会は商工会法、商工会議所は商工会議所法が根拠法になる。
なるほど。要するに規模の違いや法律の違いはあれど、組織の目的としては同じものと考えて良さそうですね。
そういうことだ。ただし、規模の大小はあるが決して商工会の上位組織が商工会議所ということではないのでそこは勘違いしてはいけない。
床面のクラック(ひび割れ)を検知するロボット。イクシスがリリース
さて本日は点検などの業務用ロボットの開発や、AI、IoT、ICT機器、ソフトウェアの開発・販売を手掛ける株式会社イクシスが、業界初となる床面のひび割れを検知するロボット「Floor Doctor」をリリースしたという話題。
ちなみにロボットは放っておけばいいというような完全自律型ではなく手動式となります。手動になっているということは、現時点では手動の方が使い勝手が良いのでしょうね。
出典:イクシス
この「Floor Doctor」を使うことで物流倉庫、プラント、ビルなどの大型施設の床面の損傷画像を、位置情報と同時に取得することで構造物の図面と重ね合わせて出力することが可能になります。その他特徴は以下。
Floor Doctorの特徴
1.車輪に移動距離計測用センサーが搭載されており、撮影タイミングが認識できる。
2.赤色レーザーで撮影範囲を示しており、視覚的に撮影範囲の確認が可能。
3.手元のライブカメラで実映像を確認しながら撮影が可能。
4.移動時にずれが生じないように、直線的に進めるレーザー光のガイド付き。
5.床面の損傷データを位置情報とセットで取得でき、図面との重ね合わせが可能。
6.取得データはAIを活用した損傷判定等により、検査報告書の作成業務時間の短縮に寄与。
出典:イクシス
背景
これまで床面の損傷箇所を行う場合、設備内の他業務が止まっている夜間に技能者が歩きながら床面の損傷状況を確認していたそうですが、このロボットがあることでその作業が効率化されます。
これまでの問題点として、大型の物流倉庫やプラント、大型ビルの完成検査などの検査業務では、短い工期で点検業務に十分な時間が取れないことや、夜間業務より点検技能者の確保が困難なこと。
また、点検技能者によって撮影品質にバラツキが生じやすく、撮影漏れがあった場合などは当然業務のやり直しが発生する、といった課題を抱えていましたが、それらの課題も緩和・解消するのが目的です。
まとめ
かなりシンプルな構造をしているのが特徴となっており、シンプルがゆえにカスタマイズ性が高く、適用対象も広くなります。床面の点検ロボットではありますが、イクシスではカスタマイズで床面以外での適用も見込んでいるとのこと。
確かにこれだけシンプルであれば壁にも適用できるようにカスタマイズできそうです。シンプルであることの良さがありますね。このロボットですが7月より発売開始予定となります。気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。