こんにちは。本日は雨模様。週末もすっきりしないようでそろそろ梅雨入りかというところです。暑さは落ちますが熱中症への警戒は怠らないようにいきましょう。さて本日6月7日は「緑内障を考える日」ということです。確か緑内障って結構大変な病気ですよね。
脳へ伝達する視神経が傷ついて視野が周辺部から狭くなっていく病気だ。進行がゆっくりで気付きにくいのが厄介。40歳以上で20人に1人は緑内障になっているという報告があることから、誰しもかかりやすい部類の病気になるだろう。高齢になると割合はもっと増えるそうだしな。
じゃあ実際はもっと多そうですね。たまにはちゃんとした目の検査も必要かもしれないですね。気付きにくいなら尚更。
視神経は傷ついた時点で元には戻らなくなるから、発見が遅れるほど失明のリスクが高くなる。逆に早く見つかれば薬で抑えられるそうだ。年に1度くらいは検査を受けた方がいいだろうな。
東急建設がTHKと共同開発。現場用搬送ロボットの商用化を目指し実証実験
さて、本日はこれまでも何度か紹介してきた、現場での資材搬送作業をおこなう自立型搬送ロボットの話題。今回は東急建設株式会社と、LMガイドのパイオニアでもあるTHK株式会社の共同開発のものとなります。
現在ロボットは2020年春の商用可を目指し、現在も実証実験を行いつつ引き続き開発中とのこと。
共同開発の目的
東急建設とTHKが開発するのは、日々変化する作業環境に合わせ即座に経路変更ができ、狭くてゆとりのない通路や段差などがある建設現場においても、決められた位置に資機材を搬送できる建設現場用搬送ロボット。
出典:東急建設
最終的な目的は、このロボットを導入することによる作業効率を約30%向上させることを目指しているそうです。現状、建設現場の資機材搬送作業は7名で行っているそうですが、このロボットが導入されることで5名で搬送作業の実施が可能になる見込み。(削減された人員は他の作業に配置)
建設業の抱える課題
近年の建設業では人手不足が深刻化しています。加えて現地生産が基本となる建設業では、作業の標準化が難しいことから生産性の向上が大きな課題。
現場においては工事の進捗に合わせ作業環境が変化するだけえでなく、狭くゆとりのない通路や段差などの環境が搬送の生産性を阻害する要員となっています。
生産性が向上!「建設現場用搬送ロボット」
このロボットですが、段差や粉塵のある環境で行われる資機材の搬送作業を自動化するためのもので、日々刻々と変化する建設現場に対応できるよう、プログラミングの知識がない現場作業者にも、搬送経路の設定などが素早く簡単にできるTHK株式会社独自の自律移動制御システム「SIGNAS」を搭載。
出典:東急建設
システムの概要と特長
1.自律移動制御システム「SIGNAS」
ロボットに搭載したステレオカメラで経路周辺の設置したサインポストの距離と方位を計測。目標経路を走行するように軌道修正しながら移動します。
目標経路はプログラミングをすることなくサインポストを設置するだけで設定が可能に。また、サインポストを移動するだけで素早く簡単に経路を修正することが可能。
出典:東急建設
2.高出力モータを2基搭載
左右輪を独立した高出力モータで駆動することで、前進・後退・旋回の動作をスムーズに制御。
3.信頼性の高い安全装置
障害物を検知するLRF(レーザーレンジファインダ)とバンパセンサを搭載し、進行方向が妨げられた場合でも安全に停止。
特長
1.日々刻々と変わる現場の状況に合わせプログラミングの知識がなくても、その場で経路を設定および変更することが可能。
2.現場で多く使用される平台車を牽引することができます。(最大1tまでの資材を牽引可能)
3.段差やスロープを乗り越えて走行することが可能。
まとめ
こちらのロボットは都内の大規模マンションの工事現場での実証実験において、1トンの資機材を牽引しながら段差を乗り越え、周辺環境が変化しても安定した走行ができることが確認されたとのこと。
これまで何回か自立型搬送ロボットをご紹介してきましたが、サポートをする目的のものや資機材の台車に潜り込んでそのまま運ぶものなど各社特長がありますね。
現場では資機材を移動させるのも結構大変な作業です。それがある程度放っておけるようになるのであればそれだけでかなり有用ですね。