こんにちは。本日の西日本新聞に少しショッキングな記事がありました。業務から個人まで多く利用されているドローンですが、これまでに国内で死亡事故が3件起きているということが国交省や農水省への取材で判明したそうです。
事故やトラブルに関しては、集計をはじめた15年12月から18年12月までの3年間で少なくみて180件発生。中には足を切断する重症なものや、高速道路に落下した、墜落炎上して周囲の草に燃え広がった、など大事故に繋がるものもあったそうです。
年間にして60件なのでおおよそ6日に1件、公になった事故が起きているということになります。この数字を見て多いと思うでしょうか?少ないと思うでしょうか?正直多いと思います。公になっていないものも含めると数字はもっと多くなるでしょう。
この中に規制対象外とされている200g以下のものがあったのかも気になります。重量が軽いので重大な事故になりにくいとはいえ、人の目など当たりどころによっては重症は免れません。
ドローンのメリットばかりがクローズアップ紹介されていますがやはり安全あってこそ。操縦者の安全意識は常に高く保って操作することを心がけましょう。
本日はドローン飛行の安心と安全をサポートしてくれるサービスをご紹介。
保険+ドローン飛行支援地図サービス
JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)とブルーイノベーション、損保ジャパン日本興亜がドローン飛行支援地図サービスに保険をセットした「SORAPASS care」を販売開始されています。
ドローンの安全飛行のためのドローン飛行支援地図サービスと保険に手間を掛けず同時加入できるサービスとなっており、業務利用やホビー利用のどちらもカバーできるドローン保険としては国内初。
販売の背景
さまざまな分野で利活用が急速に進むドローンですが、一方で自らの飛行情報を他社へ発信・共有できる機能を備えておらず、ドローン同士の衝突や有人機との衝突などの事故を防ぐためにも、位置情報をリアルタイムで把握、共有することが求められています。
16年5月よりJUIDAとブルーイノベーションは、飛行前の禁止エリアや気象情報の確認と国への申請書、報告書作成をサポートできる「ドローン飛行支援地図サービス(SORAPASS)」を提供されています。
求められる課題から商用やホビーにかかわらず、ドローン利用者が自機の使用状況や緊急連絡先を発信し他社と飛行エリアと共有する機能を新たに開発。
損保ジャパン日本興亜が提供する保険とセット化し「SORAPASS care」として販売に至っています。
SORAPASSとは?
1.自分の飛行エリアの発信
飛行開始時に自分のドローンの飛行エリアを発信することで、他社との飛行情報を共有可能。
2.他社の飛行エリアの確認機能
地図上で他社の飛行情報を確認することで、未然に事故を防ぐことが可能。
3.飛行禁止エリア地図表示機能
法令等で定められる飛行禁止エリアに加え、飛行危険エリアの情報を最新の地図情報上に表示。また、天気情報や3D情報も閲覧可能。
4.飛行可能施設の紹介
ドローンの利用可能なJUIDA試験飛行場について最新情報にアクセス可能。
5.飛行申請書・報告書作成サポート機能
飛行禁止エリアでも飛行許可申請を取得することで、ドローンを飛行させることが可能。
6.操縦者情報、ライセンス情報、機体情報の管理
自身の操縦者としての情報や取得されているライセンス情報や機体の情報を登録し管理が可能。
SORAPASS careの特長とメリット
・ドローン飛行支援地図サービスに保険をセットすることで事故のリスク軽減が図れる他、ワンストップトータルサービスを実現
・自身の飛行エリアの発信、他機との飛行エリア共有が可能なのため、ドローン利用者同士やその他有人機などドローン利用者以外への情報提供ができ、事故を未然に防止。
・飛行禁止エリア、飛行可能施設の最新情報を閲覧可能。
・業務用、ホビー用のどちらの用途もカバーできる国内初サービス。
・万が一の事故でもアプリ上に表示された事故連絡先に迅速に報告可能。
保険の補償内容
補償の内容に関しては以下となります。
まとめ
業務でも個人利用でもカバーされているのは嬉しいですね。保険のみでなくSORAPASSの多様な機能を利用できるのは大きなメリット。これでサービスの利用料金は年額で5,000円です。
SORAPASSの利用だけでなく、万が一の保険料込で月額にすると400円程度です。これで安心が買えるのであればなかなかにお得ではないでしょうか。
飛行申請書や報告書作成などもサポートされているのも良いですね。オンラインで簡単に申請ができるようになっているのでしょう。であれば結構お手軽だと思われます。
操縦時の安全意識もそうですが、何が起こるか分からないドローンではこういった万が一の時の保険も重要です。