こんにちは。いよいよ明日からは11月ということで、本日10月31日は色々と問題になっているハロウィンですね。不特定多数の人間が目的も何もなく騒ぐだけで集まるとカオス状態になって当たり前でしょう。
昔は日本にはハロウィンに騒ぐ文化などなかった訳で、ああいう日本式ハロウィンを煽ったマスメディアにも責任はあるでしょうね。この調子でやってるといつか本当の死人がでそうで笑えないことになりそうです。
さて、本日はKDDIが東京大学、プロドローン、サムスンとの共同で、先日28日に広島県と愛媛県にて実施された国際サイクルイベント「サイクリングしまなみ2018」にて、「5G通信」を用いたドローンからの4K映像の伝送の実証実験を実施したようです。
4K高精細カメラ映像を5Gで基地局へリアルタイム伝送
次世代通信規格である5G通信のドローンを用いた4K映像のリアルタイム伝送技術で、プロドローンが提供するドローンに搭載した高精細4Kカメラで撮影。
スタート地点の空撮映像を5G通信でリアルタイムに伝送し、ゴール地点では周辺に設置していた高精細4Kカメラで撮影をおこなったゴールの映像を5G通信で伝送、会場内のKDDIブースへリアルタイム配信をおこなったそうです。
出典:KDDI
なお、大会の円滑な運営を支援するために、KDDIの4G LTE回線で映像伝送可能なスマートドローンもあわせて活用し、スタート地点の出走状況を撮影し、リアルタイムに大会本部に映像伝送をおこなっています。
出典:KDDI
これらの実験は、総務省の5G総合実証実験の一環として実施されています。
各社の役割は?
この実証実験は4社の共同でおこなわれていますが、それぞれの役割はどうだったのでしょうか。
- KDDI
本実験の実施、および5Gエリアの設計と構築 - 東京大学
本実験の実施、およびドローン空撮映像のリアルタイム配信 - プロドローン
ドローンの機体開発、提供、および当日の飛行・カメラの運用 - サムスン電子
次世代5G通信システムの提供、および当日のシステム運用
まとめ
高精細の4K映像ともなるとかなりの通信容量になると考えられますが、次世代の5G通信によってリアルタイムな映像伝送ができることが実証されましたね。
4Kの写真は1枚あたり4MBは超えてきますし、動画となるとその容量は1分足らずでも300MBを大きく超えてきますので、リアルタイムに伝送できるのが5Gがどれだけ優れているか分かるのではないでしょうか。
5Gは2020年頃に実用化されるとのことですが、果たしてどうなるか。3Gから4Gになった時以上のインパクトがあるのは間違いないと思います。
それは個人用途もそうですが、今回ご紹介したドローンでの活用であったり、自動車の自動運転、IoTへの活用など世の中への影響がかなり大きくなることでしょう。