こんにちは。昨日は台風21号が近畿地方でも猛威をふるいました。各地で大きな被害が出ており、中でもテレビでも流れていましたが大阪での被害が非常に甚大なものとなっています。
自動車が簡単に転がってしまったり、家の屋根が吹き飛んでしまうようなここまで強い強風は、少なくとも私が生きてきた中では見たことがありませんでしたので驚愕しました。
幸いにも我が社の周辺では大きな被害は出ておりませんが、今後もこういった天災には「ここは大丈夫だろう」というような考えを持つこと無く、十分に警戒していかなければならないと改めて感じさせられました。
台風被害からの1日でも早い復旧を心からお祈り申し上げます。
さて、本日は空間測量世界一を誇る株式会社パスコと、ナビゲーションで有名な株式会社ナビタイムジャパンが互いのノウハウを活用し、物流業界の課題解決に向けた業務提携をおこなうことを発表されていましたのでその内容をご紹介。
配送計画とナビゲーション技術を連携
パスコさんと言えば、このブログでも京都市下水道局の下水道工事で、奥村組さんと人工衛星を活用した地表の変異測量をおこなった技術などのご紹介をしましたが、測量に関しては世界一とも言える技術力を持った企業さんです。
今回、ナビで有名なナビタイムさんと物流業界に向けての課題解決の為に、「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」と、パスコさんの「LogiSTAR(ロジスター)配車管理簿」のシステムを連携。
出典:PASCO
高度な配送計画からナビゲーションまで、ワンストップで提供できるサービスを開始されるとのこと。
サービスの連携概要
パスコさんの「LogiSTAR配車管理簿」とは、配車担当者やドライバーなどのノウハウを可視化できるシステムで、負担の軽減や配車効率の改善、配車知識の継承を可能とした配車システム。
これで複数の荷物・車両・配送先、容量の異なる荷物・車両など、複雑な条件を高速で処理し、最適な車両数と配送先・順番などの計画を立て、その結果から車両ごとの配送順をナビタイムさんの「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」へ転送。
ドライバーはその結果をスマートフォンでモバイルナビゲーションとして活用できるというもの。
サービス特長
1.熟練者配車担当者のノウハウを反映
パスコが独自開発した多様な要件を考慮できる配車計算エンジンは、荷卸し場所や平均待ち時間といった配送先の特殊事情など配車担当者が長年培ったノウハウを配車計算に活用。
2.多様な要件を短時間で提供
複数の荷物・車両・配送先、容積の異なる荷物・車両など、複雑な条件を高速で計算処理し、最適な車両数と配送先・配送順を高い精度で提供。
3.リアルタイムの道路状況に即したナビゲーション
配送情報からワンストップでナビゲーションを開始。渋滞情報や規制情報など配送当日の道路状況に即したカーナビゲーションを活用できます。
4.輸配送の進捗をPC画面で確認
各車両の輸配送状況がパソコン画面で確認できるため、荷主や配送先からの問い合わせにも迅速に対応できます。またメッセージの送受信機能でドライバーへの指示や会社への報告などがスマートフォンとパソコンでおこなえます。
まとめ
ネットショッピングを始め注文した翌日には商品が届いたり、高鮮度な商品が身近な店舗に並んだりと、生活の利便性は増していく一方、物流は複雑化・高頻度化の一途にあります。しかしこの業界でも労働人口の減少・高齢化や、労働時間の適正化などの多くの課題をかかえているようです。
後、どの業界でも労働者人口減少、高齢化はありますが、特にそんな中で熟練技能者の経験に依存をしなければならなくなっている、というパターンはやはり多いようです。
そんな現状をICT技術などを活用し、徹底して効率化することがこれからの時代には求められます。