展開が広がるVR界のサービス

sugitec

こんにちは。明日から台風の影響で天気が悪くなり、日曜日には台風は列島に上陸するような動きですね。久しぶりに雨模様の天気となりそうです。少しは涼しくなるかもしれませんが、お出かけの際は十分にお気をつけください。

さて、本日は久しぶりにVR関連の話題です。一般で日常からVRを体験されている方はどのくらいいるでしょうか?日本では世界と比べてもまだまだ普及率が低く「知ってはいるけどやったことはない」という方が大半でしょう。口で説明しても体験しないと理解できないというVR特有の問題もあると思います。

最近では建設業界などでは安全教育や施工の確認、VR展示場など業務でも活用される例などが増えてきていますが、一般層にはまだまだ普及が進んでいないのが現状です。

そんな一般層にも興味をもってもらえるようなサービスも色々と出てきている、ということで一昨日25日から開始されたKDDIとSupership株式会社の新しいVRサービスをご紹介。

スポーツや音楽をスタジアムで生観戦できる「XRstadium」

見出しの通りのサービスで、スポーツやコンサートなどをスタジアムで観るという体験を、VR技術を使って可能にしたサービスです。


出典:KDDI

スタジアムに行かなくとも、自宅やその他の場所からVR空間で臨場感あふれるリアルタイム中継を楽しめるというVRプラットフォーム。どんな場所からでも自分のスタイルに合わせて見れるのは手軽で良いですね。

まず提供第一弾は「パ・リーグTV VR」VRならではの機能も

このXRstadiumを使って観戦できるコンテンツの第一弾はパ・リーグの試合。実際のスタジアムにはVR空間での観戦用に複数のカメラが設置されおり、テレビの中継では見ることの出来ないアングルを、ユーザーが自分のタイミングで好きな位置に切り替えて観戦ができます。


出典:KDDI

また、選手情報やシーズンの成績などの情報を同時に見ることができる点や、個人的に面白いと思ったのは、実際に友人などとスタジアム観戦に行くのと同じように、離れた場所にいる友人などと音声会話しながら一緒に観戦できる点です。


出典:Supership

声だけが聞こえる電話のような物ではなく、自分や友人がアバターで表示され一緒にVR空間内に存在しているので実在感があります。また、同じように観戦している他のユーザーもアバターとして参加しており、音声認識のテキストチャットでコミュニケーションができるという点も面白いですね。

観るために必要なものは?

観るためには当然VRデバイスが必要となりますが、現在以下のデバイスに対応しているようです。

・「Oculus GO」「Gear VR」「VRゴーグル+Android5.0 Lolipop以上のスマートフォン」
※MirageSolo、DaydreamViewは今後順次対応。

個人的にはこの前発売された「OculusGO」はスマートフォンもPCもいらず、映像的にもPCを使うハイエンド機器に近いリッチな体験が可能な上に(動き回ることはできませんが)比較的低価格なのでオススメできます。

XRstadiumのアプリは無料でダウンロードができ、試合は通常1試合500円ですが、現在オープン記念で3日間1円で提供されているようです。

まとめ

このXRstadiumは現在は野球のみですが、今後はサッカーやその他のスポーツ、アーティストのライブなどその種類も増えていくでしょう。それぞれ興味のある分野から体験してみようという人が増え、そこから少しづつ普及してくると良いですね。

VRは携帯電話で例えると、まだまだスマートフォンレベルまで進化したものではありません。進化段階で言うとNTTのショルダーフォンでしょうか?


出典:NTT技術史料館

これからデバイスの小型化が進んで眼鏡くらいになるでしょうし、映像も8Kくらいになれば現実と変わらなくなるでしょう。もっと進めば目の網膜に直接映像を投影し、視力関係なく誰でもその世界に没入できるようになります。

実際に網膜投影の技術は昨年の時点で既に開発されています。

https://twitter.com/ochyai/status/931034499822915584

このままいくと確実にパソコンのモニターやテレビのような物理的な液晶は激減するんじゃないかと思います。仮想空間にいくらでもモニターを置けますからね。

と、個人的な妄想が広がってしまいましたが、VRはこれからの世界を確実に変える技術だと思いますので、これから楽しみですね。

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