自律飛行ドローンによるお弁当配送実験に成功

sugitec

こんにちは。全国的にここ最近の暑さは尋常ではありません。この時期にしてはあまりに暑いですね今年は。熱中症対策はいつも意識しておきましょう。

祇園祭のおこなわれている京都では、3連休の最終日16日に市内で37人もの人が熱中症で搬送されたそうです。

さすがに何の対策もなしで外を出歩くのは非常に危険なのは当たり前ですが、日頃の睡眠不足などからも影響する部分は大きいのでしっかりと体調監理をしていきましょう。

ドローンによる配送の実証実験に成功


出典:東京電力ベンチャーズ

この実証実験ですが、東京電力ベンチャーズ・楽天・ゼンリン、3社の共同によるもので、「ドローンハイウェイ」というものを活用しおこなわれています。

ドローンハイウェイとは?=ドローンの専用の飛行空域・空路のこと

昨年の3月に東電ベンチャーズとゼンリンが、ドローンの安全飛行をインフラ側で支援する「ドローンハイウェイ構想」の実現にむけて業務提携しています。

東電グループが保有するインフラデータと、ゼンリンが開発している空域情報を3次元化した「空の三次元マップ」を組み合わせて「ドローンハイウェイ」を構築する、というものです。

今回のこのドローン配送の実証実験より、楽天も新たにこの「ドローンハイウェイ構想」に加わることになったようです。ちなみにこの「ドローンハイウェイ構想」は、政府の「空の産業革命に向けたロードマップ」にも取り上げられ、期待されています。

ドローンハイウェイ実現に向けた取り組み(PDF)

そして、今回このドローン配送の実験にて、ドローンの自律飛行にて約3kmもの先の目的地にお弁当を配達することに成功した模様。


出典:東京電力ベンチャーズ

実験をまとめた動画は以下

埼玉県の秩父市、「日向公会堂」から住民がスマートフォンで「浦山山荘」にお弁当を注文。浦山山荘にはドローンが待機しており、注文のあったお弁当をドローンに載せて離陸。


出典:東京電力ベンチャーズ

ドローンは基本的に自律飛行で自動的に目的地へと向かうのですが、その際にドローン専用空域である「ドローンハイウェイ」に沿ってフライトする形になります。


出典:東京電力ベンチャーズ

今回の「ドローンハイウェイ」は秩父湖の周りにある4本の送電鉄塔に沿って設けられ、送電塔間には「ジオフェンス」というエリアが設定されています。

ジオフェンスとは、ビーコンを活用した通知機能のようなもので、皆さんがお持ちのスマートフォンでも付いていると思います。お店に近づくと通知が入ってきたりするシステムです。

「ドローンハイウェイ」にもそれを活用することで、今どこを飛んでいるのかがリアルタイムで表示され、万が一ルートから外れた際にはそれが検知されるという、目視できないという不安を解消出来るものとなっています。

お弁当は無事に配達完了。自動的に積荷を下ろし自動的に帰って行きます。

まとめ

往復で約6kmの空路を自動で飛行し、物を届けることができることが実証されました。まだまだ一般的な実用化には実証の積み重ねが必要になると思いますが、そう遠くない将来に実現しそうです。

ただ、ドローン配送は色々と制限がありそうなので、配送できるものが限られたり局地的な利用が中心になりそうですね。

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