こんにちは。昨日に大阪管区気象台より、近畿地方が梅雨明けしたとみられるとの発表がありました。平年では21日前後ということを考えると2週間近く早いことになりますね。
朝早くから日光が降り注ぎかなり暑いです。梅雨が明けてすぐにそんな状態で、まだまだ体が暑さに慣れていないと思います。こんな時期こそ熱中症には気を付けていきましょう。無理せずご安全に。
さて本日はVR関連の話題。建設業の方でもVR技術の活用が広がってきているのはこのブログでもご紹介しておりますが、そのVR体験がさらにリアルに、便利になるであろう技術のご紹介。
出典:ナーブ
現在のVRの体験種類
まず現在VRを体験しようと思うと何通りかの方法があります。ざっくり大きく分けると以下の4通り。
1.スマートフォン+簡易型VRゴーグル
これはスマートフォンにアプリを入れて起動。別売りのゴーグルにスマホを装着して見るだけ。その手軽さから体験したことがある人が1番多い物だと思います。
2.VRゴーグル単体で動作するスタンドアローンVR機器
Oculus GO
パソコンもスマホもいらないことから最も使い勝手の良いデバイス。それ単体で動作し、スマホVRよりも数段高い品質の体験ができます。値段も手頃。VRのこれからの主流になってきそうな物です。
3.パソコン等に接続して使用するVR機器
VIVE PRO
現時点で最高のハイエンドVR機器。体験の品質は限りなく高いですが、高額のVRデバイスと高性能のPCを必要としますので一般層にはハードルが高く、一部のアーリーアダプター層のみが使っている状況です。
4.VR体験できるアミューズメント施設
VR ZONE SHINJUKU
最近全国に広がってきているVR体験施設。基本的にはハイエンド機材を使用していることが多いので、高品質なVR体験とアミューズメントならではの体感アトラクション的な要素も組み合わさり没入度は最上級。
これらのVRデバイスですが、共通する部分としてはVR空間内での操作方法として、専用のコントローラーを使って空間内のメニューを選択したり、一点を数秒見続けることで選択する「視点操作」などのインターフェースが使われています。
直感的な操作を可能にするMSSシステム
コントローラーのあるデバイスでは、VR空間の中ではコントローラーが自分の手のような見た目に置き換わっていたりするので、何かを持ったりすると自分の手が持っていると感じることができます。
しかし、メニューなどを選択する際は、自分の手から出ているレーザーポインターのようなものを選択したいメニューに当てて決定する、というような方式です。
これは特に不便という訳でもないものですが、コンテンツ利用者が操作をする為に操作説明を受けなければならなかったり、複雑なものになると操作方法に慣れる必要があります。
そこで出てきた画期的な操作方法
そこでナーブ株式会社とNTTドコモが開発した「MSSシステム」というものが登場しました。
これはVRゴーグルを装着した状態で自分の腕や手を動かすことで、VR空間に正に自分の手が現れ、誰もが直感的に自分の手で触って操作ができるようになるそうです。
出典:ナーブ
画像にもありますが、カメラに映った映像から肌色を認識して、手の部分だけを切り出してVR内で合成をかける、というシステムですね。
まとめ
リアルに自分の手がVR内に出てくるのはかなりの没入感でしょう。従来のものでは自分のものではないCGの手やコントローラーですがそれでも自分の手だと錯覚する程なので。
自分の手で直感的な操作ができることで、「コントローラーを持って操作している」という感覚そのものが無くなり、より体験の質が上がるでしょう。
特に仕事の体験などではその威力は大きいと思います。VRも順調に進化してきていますね。