こんにちは。先週末からの梅雨前線の停滞による西日本での豪雨被害がかなり甚大なものとなっています。まだ多数の行方不明者がおられますし、インフラなどにも広範囲に影響が出ているような状況ですね…これ以上の被害が出ないことを祈るばかりでございます。
今週は先週と打って変わって天気が良く、朝から日差しの強い日も多くなると思いますので、熱中症への意識も忘れないようにし、対策していきましょう。
そこで本日はそんな日差しのキツイ中、現場で作業をする方の作業リスクを低減するための対策を可能にするIoT技術「スマートフィット for work」
出典:スマートフィット
スマートフィットで暑熱環境下でのリスク軽減
先日の記事で「熱中症対策サポーター」という、現場で作業をおこなう作業員にスマートフォンとセンサーを持ってもらうことで、作業員の身体状況等を把握することができ、通知なども送ることができるというものがありました。
「スマートフィット」はそれと似たようなIoTシステムで、管理者の方へ作業員の心拍や温度などの生体情報や現場の天気・気温などの情報が、見える化され確認できるようになります。開発はKURABO。
取得されたそれらの情報は独自のアルゴリズムで解析・評価。暑熱環境下での作業リスクや体調変化などの情報をリアルタイムに通知することが出来明日ます。
出典:スマートフィット
出典:スマートフィット
スマートフィットの特長
・現場における客観的かつ高精度なリスク評価を遠隔からリアルタイムに把握
・AI機能により、過去のデータを踏まえた体調変化の把握が可能
・快適なストレッチウェアで着心地も良く、かつ高精度が生体情報を取得可能
・リスクの高い順に作業員の状態を把握
そして1番の特長はこれ
出典:スマートフィット
画像の通りですが、このスマートフィットにおける作業員の持つデバイスとは、何と「ウェア」でございます。繊維メーカーの倉敷紡績株式会社が開発したとのことで、さすが繊維メーカといったところでしょうか。
完全にウェアに溶け込んでいるようなものではなく、ちょっとした小型の機器がついているといった感じですが、ウェアと一体化されているのであればあまり気にはならないでしょう。
何より「機器を持っとかないと」と意識する必要もないですし、忘れることもないのでいいかもしれませんね。
まとめ
ウェアラブルデバイスを使って体調などを可視化する物がどんどんと増えていますね。市販されている一般的なものではApple Watchを使って心拍数の可視化など健康管理をしたり、ウェアラブル眼鏡のJINS MEMEでは集中力やトレーニング状況を可視化できます。
仕事の現場では今回紹介したような熱中症対策に活用したりという動きは増え続けています。今まで見えなかったものが可視化されるのは本当に便利です。
後数年もすれば当たり前のように使われるようになっているでしょう。