ドローンとVR、観光が合体。全く新しいサービス「空力車」

sugitec

こんにちは。今週は日中の暑さもさることながら、夜中もこの時期では考えられない寝苦しい暑さになっていますね。夜中に目が覚めてしまって思わずエアコンを付ける、そんな方も多いのではないでしょうか。

このままいくと梅雨明けも早くなりそうな予感がしますね。外でも室内でもしっかり水分補給。熱中症対策していきましょう。

本日は鎌倉の方で何やら面白そうなサービスが開始されるというニュースを見かけました。しかもドローンとVRを活用しているそうなので、そちらをご紹介したいと思います。

人力車ならぬ空力車!?

株式会社シアンの展開するその新たなサービスの名前は「空力車」。そもそも鎌倉に限らず、これまでの観光地での空は観光資源という認識はなく、活用自体されてきていません。


出典:PRTIMES

そこに着目して「空のツーリズムを身近にしたい」という思いからサービスの開発に至ったそうです。当然人力車が空を飛ぶなんてことはありませんので、そこにドローンが出てくるわけです。

ドローンを使った空力車って?

ドローンを飛ばして映像を撮るだけであればそれは観光にはなりません。しかしこのサービスではVRゴーグルを使用することで、観光地の上空を飛行するドローンから、いわば鳥の視点から優雅でエキサイティングな空中映像を、ガイドさんの解説付きで楽しめるというものです。


出典:PRTIMES

飛行中は自由に撮影が可能。体験後の映像ダウンロードの提供もあるそうです。

空力車の特徴

・今まで行くことのできなかった空からの観光体験
これまでは下から眺めるか展望台から眺めるかの選択肢しかなかった観光地の空ですが、このサービスで観光地に広がる空全体が観光資源となります。

地域側の視点としても、高額な設置費用が必要となる展望台の建設よりも安価に、観光地へ訪れたお客様に眺望を楽しんで貰えるメリットがあります。そして空力車には眺望だけでなく、ホスピタリティに優れた空俥夫の旅の演出も。

・全ての人が楽しめるバリアフリーコンテンツ
観光地は健常者には常に楽しめる場所でありますが、身体が不自由であったり車椅子生活である場合はそういうわけにはいきません。坂道や石畳、階段、砂浜、行くこと自体が困難な観光地が多いのも事実です。

空力車の場合、空からの視点で今まで行くことができなかった場所までご案内できます。

・空力車搭乗中の撮影は無料
通常のドローン空撮は業者に依頼すると、安価でも2~3万円の費用が必要です。旅の思い出には割高感がありますが、空力車では搭乗料金を頂いた以降、空撮に関しては通常無料。

好きなタイミングで好きなアングルを撮影できます。観光バスや電車の車窓から自分のカメラで撮影するのと同じ感覚です。

ちなみに料金は、1区間:3,000円(既定コース/写真撮影付き)

まとめ

観光地の空を新たな観光資源にするという試みは面白いですね。このニュースを見て誰しも1番に思うのがドローンの安全性でしょう。特に観光地という人の多い場所でのフライトはかなりのリスクを伴うのではないでしょうか。

まあその点に関して、ドローン自体にも飛行ルート等に関しても最大限の安全対策はされているのでしょう。それにドローンを飛ばす際には100%出る問題なので、今さらそれに尻込みしても何もならないですしね。

ドローンの視点をVRでジャックする形になるので、これは面白いサービスになりそうだと感じます。誰しも空を飛びたいと思ったことはあるでしょうし、ドローン+VRであればかなりリアルにそれを体験できると思います。

ただ、VRゴーグルに関してはスマホなどの簡易型では圧倒的に没入感が減りますので、ハイエンドな物であってほしいと個人的には思います。体験したものの「こんなものか~」となるのは勿体無いですから。

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