こんにちは。本日も午前中から容赦なく日光が降り注いでします。もう真夏かと言わんばかりの暑さですね。昨日日本の最高気温を記録したのは栃木県で36.4度を記録したそうです。もう普通に夏です。
これからこんな日々が続いていくので、何度も書いておりますが熱中症にだけは十分に警戒していきましょう。
本日は竹中工務店とソフトバンク、ソフトバンクロボティクスが、建設現場で四足歩行ロボットの実証実験を実施したということがニュースに上がっておりましたのでご紹介したいと思います。
ボストン・ダイナミクス社の四足歩行型ロボットの活用目指す
今回の実証実験で用いられたのがご存知、昨年の6月にソフトバンクが買収を発表し話題となった、米の「Boston Dynamics」社の四足歩行ロボット「SpotMini(スポットミニ)」。
出典:竹中工務店
世界一先進的と言われるボストン・ダイナミクスのロボット技術の凄さは以下の動画を見れば一目瞭然です。これは人型のロボットですが、有名なのは四足歩行ロボットですね。
四足歩行ロボット「SpotMini」は以下。
かなりリアルな感じの動きなんですが、何故か微妙な違和感を感じるのでちょっと気持ちが悪い感覚がありますね。でも素人目で見ても凄いものだというのは分かります。
今回、この四足歩行ロボットの「SpotMini」を世界に先駆けて建設現場にて活用するために、実験を実施されています。計画では19年の夏以降に本格活用をおこなっていくそうです。
実証実験の内容
実験は作業所員の大幅な省人化・効率化を目指すもので、建設現場で自律的に巡回をし進捗の管理をおこなったり、安全点検などの業務にSpotMiniが活用できないか、という可能性の検証です。
流石にロボットが人と同じ仕事をできるようになるのはまだまだ先の話だと思いますが、巡回や安全点検に関しては問題なく任せられそうですね。これによりまずは本格稼働に向けてデータを収集していくことが目的。
まとめ
建設業界の就業者不足、特に若い世代の担い手が不足しており、その確保と育成、生産性の向上などが、建設業全体で大きな課題になっています。旧来のやり方では限界のある今の状態。
日々新たに出てくる今回のようなロボットやICT技術、ドローン、AIなど、新たに時代のスタンダードになりうるテクノロジーが出てきて、それが解決の処方箋となっている所もありますが、まだまだ広がりはこれからです。
今後は施工管理技術者もこういったテクノロジーを選定して現場に適用し、いかに現場を楽に効率的にまわせるのか?という部分を考え実行していくスキルも必要になってくるかもしれません。業界の発展にはまず現場を変えることから、ですね。