こんにちは。暖かくなりましたね。何やら今年の京都の桜の開花予想は、事前の予想よりも1週間近く早まったそうで例年よりも暖かい3月になっているようです。お花見が楽しみな月ですね。
本日は建設業に特化したクラウドサービスをご紹介。クラウドを使ったサービスは最早当たり前となっていますね。サービスもそうですが、パソコンのデータ保存をクラウドに移行している方も多いのではないでしょうか。
プロジェクトの人材配置の管理・人材情報を可視化する
さて、その建設業に特化したクラウドサービスですが、サービス名は「人材配置サービス」。現場のプロジェクトの作業単位ごとに割り当てられた技術者の作業予定や、作業の実績をガンチャートなどで可視化して管理できるというものです。
また、技術者の作業予定の他にも、技術者の基本情報(氏名・年齢・職種)はもちろん、保有資格の情報や過去の業務履歴、健康保険の加入情報なども細かく管理することが可能です。
これによって、新たにプロジェクトに着手する場合や、他のプロジェクトで急な欠員が出た場合などに、各技術者の空き状況だけでなく、保有資格やスキル、業務量、残業時間なども確認した上で、各作業現場に適した人材を迅速に配置することができるようになります。
複数の現場プロジェクトが並行して進むのはよくあることですが、特定の技術者に業務が集中し作業が遅延する可能性もあります。この「人材配置サービス」では、複数プロジェクトを一覧化した状態で、時間単位のスケジュール割り当てや、各技術者ごとに抱えている作業量を見ることができます。
これによって作業の平準化を図ることが可能となり、限られた人材リソースの中での最適な配置が実現します。
実はこれ「Kintone」を使用しています
この人材配置サービスは、このブログでも紹介していたサイボーズ社の「Kintone(キントーン)」がベースとなっています。大手に限らずここ数年でキントーンを活用している企業は随分増えましたね。
やはり個別にサーバーなどのITインフラを用意する必要のない低価格なサービスで、セキュリティ面でもシステムの監視やバックアップ、不正アクセス防止などの対策が標準サービスとなっていますので、その辺りを特に考えずに安心して使えるというのも大きいでしょう。
まとめ
今だ技術者の情報や作業予定を、紙ベースやエクセルなどで管理している現場監督などは多く、それでは各現場間での情報共有が難しい上に人材の有効活用が図れていないという問題があります。
それを解決すべく個別にITシステムを導入しようとすると、当然中小企業にとっては費用が高く導入しにくいものになるので、結局は大手が使うもの、というイメージがありました。
そこでキントーンをカスタマイズ活用することで、中小企業向けに安価に人材管理をおこなえるシステムを開発したという背景です。
素晴らしいと思います。業界のICT活用や働き方改革といったところでそれが絵に描いた餅にならないよう、こういった技術は中小企業にまで現実的に活用できる範囲のものである必要があると思います。