こんにちは。建設業界では「働き方改革」が叫ばれているのはもう皆さん周知のことかと思います。政府では昨年の9月より働き方改革の実現のために、働き方実現推進室の設置をおこなったり、国交省ではi-Construtionの推進など、その動きもこの1年で活発になっています。
業界全体がその改革の効果を感じるのは、まだ先になるとは思いますが、日々働き方が大きく変わるような技術がどんどんと生み出されてきています。今回ご紹介するのは、弊社のSINQAのようにiPadを用いて図面を管理できるシステム。
タブレット(iPad)で図面等を管理。日常的な業務を効率化
クラウド図面管理システムSpiderPlusというサービス
株式会社レゴリス(東京)が開発・販売をおこなっている建設業向けの「SpiderPlus」は、建設現場で用いる図面や帳票をデータで一元管理することで、煩雑な事務処理の削減などもできるものになっています。
出典:株式会社レゴリス
クラウド型となっているので、インターネット上に構築したサーバーの中に図面・写真等を入れておくことで、いつでもダウンロードをすることが可能になり、一度ダウンロードをしておけばインターネット接続環境が無くとも、いつでも閲覧が可能です。
勿論、閲覧だけではなく、テキストの入力や図形の入力など、図面に対して色々な情報を直接書き込めるようになっており、その書き込まれた情報はクラウドへ送ることで、リアルタイムに現場と社内で情報の共有ができるという訳です。
主な特長
出典:株式会社レゴリス
1.図面の閲覧・管理
A1サイズなどの通常では容量の大きな図面の場合でも、特殊な処理が施されることで、図面の拡大・縮小・移動などの操作も高速な処理が可能となります。
2.写真貼り付け・コメント入力
読み込んだ図面の中に、撮影をおこなった写真・既に保存してある写真を貼り付けることができます。矢印などの図形も挿入できるので、どの方向から撮ったかというような表現も可能。また、貼り付けた写真にコメントを付けることもできます。
3.エクセルに出力
クラウドサーバーに保存されたデータをPC上で確認や編集が可能です。そのデータはエクセルで出力することもできるので、誰にでも報告書の作成が可能となります。
まとめ
タブレットで図面を管理し、写真の紐付けやエクセル出力もできるという部分で、弊社のSINQA™に少し似ているなという印象です。簡易版SINQA™という感じでしょうか?
出典:株式会社レゴリス
このSpiderPlusは、別途カスタマイズにも対応しているようです。業界でも様々な現場があり図面の使い方も色々なので、やはり汎用的なシステムとは言え、全てに対応はできないということですね。
弊社のSINQA™でもある程度色々な現場に対応はできますが、長年建築物に向き合ってきた豊富な現場経験から必要な機能を絞り、最初から限界まで精査して機能を削ぎ落としています。結果、業界の人以外でも容易に使えるようになっている訳です。
多機能と使いやすさ(ユーザビリティ)の両立は誰しも思うところですが、答えは一つではありません。あくまで作る側の使う側の効率化を考えた最善であり、それを導くには場数・経験が必要になります。ここが不十分だと、痒い所に手が届かないシステムになってしまう可能性が大きくなる傾向はあると思います。
お知らせ:SINQA™が商標登録申請中
見出しにありますように、弊社のSINQA(シンカ)が現在商標登録の申請をおこなっております。実は先日このブログでご紹介しましたオンライン商標登録の「Cotobox」さんを利用させていただいています。
このサービス、本当におすすめです。オンラインで商標名を検索するだけで登録可能な区分をAIが自動的に選定してくれます。商品、サービスの具体的な説明をメールで送れば、面倒な書類関係も担当の弁理士さんが全て作成してくれますので、こちらがすることは確認のみです。
↓のような感じでまとめていただけます。
ちなみにSINQAに付けた「™」マークは、商標登録前から使用できるものであり、現在商標登録申請中で、登録がされる可能性のあるものなので使用しないでくださいねーという意味のマークだそうです。商標登録されればお馴染みの「©」を付けることが許可される訳ですね。
もう少し時間はかかる見込みですが、無事に審査が通りましたらまたご報告したいと思います。