こんにちは。台風が去ってからグッと朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。まだ日中は少し温度が上がって暖かくなったりしますので、寒暖の差で体調を崩さないようにしっかり調整していきましょう。
橋梁検査などのインフラ点検用に画期的な形
本日はちょっと変わった形をしているドローンのご紹介。ドローンと言えば基本的な形は、プロペラ部分が4箇所ほど付いている、上の画像のような形の物をよく見ることがあると思います。中にはプロペラの羽が本体に収まっているようなタイプもありますが、目にするのは大体この形のものですね。
今回ご紹介するのが下の画像のドローン
6個の羽が付いていますがL字型になっていて、しかも何やら角部分に車輪のようなものが6個付いている…こんなの空に飛ばしてどうやって使うんだ??って感じですね。実はこれ、インフラ点検用にPRODRONE社が開発した橋梁や壁面の検査に特化したドローンなんです。
このような感じで使います
動画を見て頂ければ一目瞭然ですね。そうです、角に付いている車輪は壁面に付ける為にあるもので、これがあることで側面と天井面に負圧の力を利用して張り付くことができます。
別に張り付く必要は無いんじゃないか?と思われるかもしれませんが、従来のドローンの場合はご存知の通り、ホバリングをしながら、撮影・検査をおこないます。
その作業の中で一番怖いのがビル風などの突風です。場所によっては突風が起きやすい環境にあることもあり、そんな中でのホバリングでの検査では不十分なことになることも多々あります。そんな問題を解決するために開発されたのがこの形のドローンという訳です。
このドローンであれば、負圧の力を利用して直接壁面に張り付いて移動していくので安定感のある検査が可能。突風に流されるという問題も解決します。側面・天井面に張り付けることから、橋梁の検査に向いていますが一般建築物の外壁等、幅広い利用が可能になっているということです。
もう1つドローンをご紹介
お次にご紹介するのがこちら。これもPRODRONE社の開発です。
見たまんま、これはヘリコプターのラジコンではなくドローンです。ラジコンのような正確かつ緻密なテクニックが要求される操作も必要のない、タブレットのみの完全な自動離着陸・自動飛行になっており、ヘリコプターの機構なので風の影響も受けにくく安定した飛行が可能。
驚くべきはその速度で何と電動駆動でありながら時速200kmを超える高速自動飛行が可能です。
とは言えこのドローンは検査用途のものではなく、配送用途に利用される物になるでしょうか。まだ先月にプレスされたばかりで、製品概要は今後の新製品発表の場で案内されるということです。どんなソリューションになるのか気になるのでチェックしておきたいですね。