ドローンが構造物の補修材を散布

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こんにちは。いよいよ本日で8月も終わり明日から9月。そして今年も残り4ヶ月…本当に早いものですね。これもあっと言う間に過ぎてしまいますので時間を大切に、また気温の変化も出てきますので体調管理をしつつ、頑張っていきましょう。

新たな維持管理の可能性

本日はドローンを利用して補修材等を散布できるという仕組みの話題。この仕組みは芝浦工業大学と、西武建設株式会社との共同で開発されています。ドローンは人の手の届かないところにアプローチできるという利点がありますが、まさにその利点を活かして、人の手の届かない箇所のひび割れ部分などに対して処置を施せる仕組みです。

現在ドローンを建築構造物の維持管理に役立てる方法として、実際に活用されていたり開発が進められている物としては「カメラ撮影・赤外線カメラ・打音調査」などで、それらで建築構造物や橋梁などのひび割れや劣化を検知するというのが主です。

しかしそのひび割れに対して処置剤を施すという、いわゆる「補修ドローン」という所までは検討が進んでおらず、全く前例がなかったということで、芝浦工業大学の伊代田准教授がこれを実現するために、現場の声と企業との連携で検討を進め、試作機の完成にまで至ったそうです。


出典:芝浦工業大学・4本のノズルで補修材料を散布


出典:芝浦工業大学

補修ドローンの効果は?

今回開発されたドローンは、主にコンクリート材・構造物に対して適切な処置を施せるよう開発されたもので、2リットルのタンクに水や補修材を蓄えることができ、それを1㎡平均18.3秒で吹付けができる能力。

似たような物で農薬の散布ドローンがありますが、あれは下方向のみで広範囲な散布なのに対し、こちらは上下左右の狭い範囲にピンポイントに散布できるというのが最大の特長。

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現段階では、人による作業よりもムラが出るということもあり、補修材を無駄に消費してしまうという課題部分はあるようですが、

これにより、ドローンの特長でもある人が容易に近づけない危険場所などの作業に対し、大掛かりな準備が必要だった箇所へのアクセスも容易となり、補修などへの活用が可能になります。

高所作業車や足場仮設を必要としないので、それにかかっていた作業工程とマンパワーの削減、安全性の向上が見込まれますね。

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