2024年JAF全日本ラリー選手権 第8戦第51回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2024 supported by KYB 大東建託 WinmaX クスコ DL スイフト 兼松✕山下 5位完走!!

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2024年JAF全日本ラリー選手権 第8戦

引用:メ~テレプロモーション

ラリー最終日、高山市位山交流広場を出発。
北部に広がる道幅の広いワインディング『大山線』を駆け抜け、歴史ある激戦区『駄吉』、そして前日を逆走する『無数河‐アルコピア』を、サービスを挟んで2回走行する6SS・33.58kmである。

前日までの雨は止んだものの、気温は急降下。
朝の冷え込みは8度、午後も15度に届かない寒さ。
路面は乾きつつあるものの、駄吉にはまだ水たまりや泥、濡れた落ち葉が散在する。
さらに風が強まり、舞い落ちる葉がコースを覆う中、挑戦者たちは困難な道を進むのだった。
岐阜をホームにする兼松由奈はこの最終戦に今年の集大成を懸ける!!


■競技会の名称
2024年 JAF全日本ラリー選手権 第8戦
第51回 M.C.S.C. ラリーハイランドマスターズ 2024 supported by KYB

■競技の格式
JAF公認:国内競技JAF公認番号 2024 ‒ 1123

■競技種目
スペシャルステージラリー

■開催日程
2024年10月18日(金) ~ 10月20日(日) の3日間

■場所
岐阜県高山市周辺
ラリースタート/ フィニッシュ :岐阜県高山市一之宮町 高山市位山交流広場

■コース概要
スペシャルステージの路面:舗装(ターマック)
総走行距離 :406.58㎞
スペシャルステージの総距離:77.14km
スペシャルステージの数:12本
レグ・セクションの数:2レグ・4セクション

■コースコンディション
天候:土曜日 雨 日曜日 曇りのち晴れ
路面:土曜日 ウェット 日曜日 ドライ~ハーフウェット


2024年シーズンの最終戦として設定されたハイランドマスターズは、モントレー以来4ヶ月ぶりのターマックイベントとなります。昨年からの高山市街のリエゾン走行に加え、今大会ではセレモニアルスタートが高山市役所に設定され、観光客とラリーファンで賑わいを見せていました。

モンデウスのサービスパークには家族連れも多く見られ、ハイランドマスターズは最長でも10km以下、ほとんどが5~6km のショートステージで構成され、また山の天候が変わりやすくタイヤ選択も重要となるラリーです。
今大会も、LEG1 は小雨~大雨、LEG2 は曇りのち晴れですが前日の雨によるハーフウェットな難しいコンディションとなりました。また、TeamKanematsuとして3度目のラリー観戦ツアーを開催し、19名の方に参加していただきました。

LEG1(1日目)

あたがす 9.54km :
ストレートと緩いコーナーの続くハイスピードな林道ステージ

牛牧上り 6.16km:
道幅広めのツイスティな上り林道ステージ

アルコピア- 無数河 6.06km:
グラベルのギャラリーステージから始まる、苔むして滑りやすい細い林道ステージ


1日目は予報通り朝から雨が降っており、路面はウェット。
タイヤは前後ダンロップ201R(レインタイヤ)を選択してスタート。

SS1 あたがすでは、フルウェットですが路面のグリップが高く、クラス4番手とライバルから少し遅れてしまうスタートとなりました。
SS2 はクリーンな路面なので、SS1の反省を生かしペースアップ。
大きな差をつけられることなく4番手タイム。
SS3 は雨による落ち葉や苔により路面μが低く、またグラベル路面でのタイムロスが響きクラス6番手タイムとなってしまいました。

昼サービスでは各部チェックのみで午後のループへ。
SS5 ではかなりいいペースで走行していたのですが、泥を踏んでしまいスピン。マシンへのダメージは軽傷でしたがタイムを30秒以上ロスしてしまうこととなり、1日目をクラス6番手で終えることとなりました。

LEG2(2日目)

大山線 5.35km:
2車線を使用する道幅が広いステージ

駄吉上り 5.36km:
土、落ち葉、砂利、穴など荒れた路面のステージ

無数河- アルコピア 6.05km:
1日目の逆走ステージで、細い林道からグラベルのギャラリーステージに出る


2日目は曇りのち晴れ予報で、気温は低いですが雨は降っていない状態でスタート。

マシンの損傷は1日目の夕方サービスで修復してもらい、朝サービスではタイヤをドライタイヤの301RMに交換。1本目のSS7 は、今までの傾向からタイヤの使い方や進入速度などの走り方を意識し、クラスベストタイムを出すことができました。

その後SS8、SS9 は路面の予測が外れ、足回りのセッティングが合わずペースを上げられず、昼サービスではタイヤローテーションとブレーキのエア抜きをして最後のループへ。

SS10 大山線ではクラス2番手タイム、SS11 では0.2秒差の3番手タイム、最終SSでは2秒に4台がいる僅差タイムの6番手で、クラス5位でのフィニッシュとなりました。

コ・ドライバー レポート 山下秀選手

兼松選手と組ませていただいて3戦目の全日本ラリーになります。兼松選手の地元岐阜県での開催ということもあり、多くの方から声援をいただきました。
前戦のモントレーから地区戦での練習を通して、改善できた部分が多く、好調な状態で最終戦を迎えることができました。DAY1、ウェットで難しい状況の中、ライバルと競りながら走っていたものの、午後のSSで痛恨のスピンを喫してしまいました。前日、ドライ路面でのレッキ(試走)でウェット路面の状況を予測しきれていなかったことが要因になります。前半のペースがかなり良かっただけに、悔やまれますが、気持ちを切り替えてDAY2に臨みました。

天候に恵まれたDAY2、1本目のSSで初のクラストップタイムをマークすることができました。
隣に乗っていても「速い!!」という感覚で、とてもワクワクしました。
毎戦、兼松選手は魅せてくれるので、とても楽しいです。ノートの内容やリーディングについては、今回の反省を活かし、より正確でドライバーの実力を最大限に発揮できるノート作りを目指して改善していきます。

ドライバー 兼松由奈

今大会で全日本ラリー選手権の最終戦となりました。1年間の応援、ご支援ありがとうございました。
第5戦のモントレー、地区戦丹後半島ラリーへの出場での成長を感じる部分が多く、今大会も成績としてはいまいちでしたが、ステージベストタイムや上位とのタイム差も少なくなり、難しい路面コンディションでも戦えるタイムが出せるようになってきました。

メカニック、コドライバーのサポートも的確で、苦手な部分でもペースを維持できるようになり、チーム全体で良い方向に向かっている実感もあり、得られるものの多い良いシーズンとなったと感じています。勝ちを意識した戦い方や、今一番苦手な汚れた林道の走り方をオフシーズンにしっかりトレーニングして来シーズンに備えていきます。

来年も引き続きご支援いただけますと幸いです。

写真:西尾タクト、岩田純治、KOSUKE

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