Malme
CADオペのBIM/CIMに関する疑問に「ChatGPT」のAPIが回答。

sugitec

概要

株式会社Malme(以下、Malme)が、Malmeが運営するオウンドメディア「BIM/CIM HUB」において、BIM/CIM(Building/Construction Information Management)に特化したチャットボットを公開したリリースニュースをお届けします。

BIM/CIM HUB ✕ ChatGPT

【公開内容について】
公開したチャットボットは、Malmeが公開しているブログ記事や国交省のガイドラインなどの情報を用いて、技術者・3次元CADのオペレータのBIM/CIMに関する疑問を解決します。

【建設業界における課題と解決策】
建設業界は、高齢化の影響で技術者不足や技術継承の問題が一層深刻化しています。
このような状況下で、若手技術者が短期間で必要なスキルを習得し、迅速に現場で活躍できる環境が求められております。
Malmeは創業以来、BIM/CIM(Building/Construction Information Management)のサービスを提供し、これらの技術課題の解決に注力してまいりました。
今回公開したチャットボットは、上記の建設業の課題への取り組みの第一歩として位置づけております。

【ご利用方法】
Malmeのオウンドメディア「BIM/CIM HUB」にアクセス(下記URL)すると、画面右下にチャットボットが表示されます。コメント欄にBIM/CIMに関する質問を日本語で入力すると、ボットが回答を返してくれます。

下記URLよりアクセスして下さい。
https://bimcim-hub.com/

現状は下記のような質問に対応しています。
・Civil 3Dで、TINサーフェスからソリッドを作成するにはどうしたらよいでしょうか?
・Navisworksで断面化を有効にする手順を教えて下さい。
・BIM/CIM活用ガイドラインでは詳細度100のモデルをどの様に定義していますか?

※ 本機能はOpen AI社のChatGPT APIを活用した試験的な機能であり、予告なく変更や終了する可能性があります。出力される文章の信頼性・妥当性は保証いたしかねますので、実業務での直接的な利用は避け、あくまで検討における参考情報としてご活用ください。

【今後の展望】
今後は、専門知識やモデリング手法、設計自動化等、BIM/CIMを初めとした建設DXに関わる全般知識への対応を目指します。

【株式会社Malmeについて】
Malmeは、建設業界の技術伝承の課題解決と、日本の土木技術のさらなる発展を目指して設立されました。これまで様々なプロジェクトを実施し、建設業界におけるイノベーションの推進に努めてまいりました。今後も、持続可能な社会を目指し、技術革新や業界全体の向上に尽力してまいります。

資料引用:Malme

おわりに

みなさんは、「ChatGPT」、使われておられますか? 
ライターNもブログのクローズに文面を短くまとめてほしいときや、ブレストやちょっとしたお悩みの相談相手として「GTP参謀」という個人的なニックネームをつけてるぐらいです。
まだまだ、使い方の模索は必要ですが、ここ数カ月の世の中の潮流をみても、確実に私たちは「ルビコン川を渡ってしまった」と実感しています。

10日には開発元の米新興企業オープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)が来日。
アルトマン氏側から岸田首相への表敬訪問を申し出るくらいですから、日本市場を重要視していることの現れでしょう。
岸田首相は、記者団に「新しい技術が登場し、利用されている一方で、プライバシーとか著作権といったリスクも指摘されている。こうした状況について意見交換した」と説明。同会談で国際的なルール作りのあり方についても意見を交わしたという。ChatGPTを巡っては、イタリアが個人情報保護の観点などから使用を一時的に禁止するなど、各国で規制に向けた動きもあるのも事実です。
一方で、河野太郎デジタル相は7日の記者会見で、ChatGPTを省庁での文書作成などに活用する検討を進める考えなのは、革新的を好む河野さんらしい表明でした。
同日午後、アルトマン氏は自民党のデジタル社会推進本部の会合にも参加し、「日本でこんなに早く広がっているのは驚きだ」「いろいろなリスクをできるだけ低減し、メリットをさらに増加させていくという点で日本の果たしうる役割は大きい」とコメントを残して帰国しています。

今回のリリースニュースで取り上げたMalme社のBIM/CIMに特化したチャットボットは、どの分野でも起こりうる初歩的な流れでしょう。自社の問い合わせボットに「ChatGPT API」を付加すれば、応対を自動的に最新の情報を集約して、わかりやすく伝達してくれます。
そして、水面下では、すでにGTPを経由して3Dモデルを生成したり、ステークホルダーへの効果的な自動報告書生成の記事も見受けられます。

「人手不足」「高齢化による技術継承」が業界課題として顕在化しているなか、建設業界で働く人々に「ChatGPT API」を付加した建設DXのソリューションは今後も工夫次第で限りない可能性と革新性を秘めています。


参考・関連情報・お問い合わせなど

□株式会社Malme
URL https://malme.net/
リリースニュース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000076112.html

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