3月4日(土)〜5日(日)にかけて、愛知県新城市を拠点に2023年シーズン全日本ラリー選手権(JRC)第2戦「新城ラリー2023 Supported by AICELLO」が開催。
大東建託 WinmaX DL スイフトの兼松由奈/槻島もも組はJN-4クラス5位で完走を果たしました。
全日本ラリー選手権(JRC)第2戦「新城ラリー2023 Supported by AICELLO」
今年で開催20 周年となる新城ラリーは、4 年ぶりの有観客での開催となりました。
コロナ前の動員数は約5万人と、全日本ラリーの中でも有数の動員数を誇るイベントでした。
今年はトヨタ自動車の豊田章男社長や、世界ラリー選手権に参戦している勝田貴元選手、TOYOTA GAZOO Racing WRT のヤリーマティ・ラトバラ代表らの、トークショーやデモンストレーション走行で盛り上がりました。
大東建託 WinmaX DL スイフトの兼松由奈/槻島もも組
LEG1(1日目)
LEG1で走行するコースは、県営新城公園、鬼久保、雁峰北の3種類
・県営新城公園:公園内に設けられた600mのコース
・鬼久保:コース幅が2車線あり、ハイスピードだが路面のギャップが多く難易度が高い
・雁峰北:新城ラリーの名物コースで、約11キロの狭く荒れた林道
1日目はSS1県営新城公園から始まり6本のSSを走行しました。
天候は晴れで路面はドライ、気温は低すぎず良いコンディションでの走行でした。
JN-4クラスは9台での順位争いとなり、
前半3本は、車両のフィーリングを確かめながらの走行でクラス7番手タイムでしたが初の車両としては悪くないタイムでした。
お昼のサービスを挟み、後半3本は少しずつペースを上げて走行しましたがギア選択やスピード感の違いが難しく、6位と1.6秒差の5位で1日目を終えました。1日目時点で75台中10台がリタイアする、難しく過酷なラリーとなりました。
LEG2(2日目)
LEG2で走行するコースは、県営新城公園、鬼久保リバース、額田の3種類
・県営新城公園:公園内に設けられた600m のコース
・鬼久保リバース:鬼久保の逆走で、下りのハイスピードコース
・額田:2車線の県道から細い林道に入る、苔が多く狭く荒れている
(WRCラリージャパンで使用されたコース)
2日目は午前10 時頃からの雨予報となっており、朝一でレインタイヤを用意していただき、前半2本は昨日と同じドライタイヤで走行しました。
6位の前田/ 勝瀬組のペースが上がり、午前の2本終了時には15秒程リードを許してしまいました。
SS8の額田が非常に難しく、ここで大きく差を付けられてしまったことが要因です。
お昼のサービスまでに雨は降らず、雨量を予想しながらのタイヤ選択でレインタイヤを選択しました。SS9スタート前に雨が降り始めましたが、レインタイヤはこれまでに使用したことがなくタイヤの使い方や、グリップの限界が分からず、苦戦を強いられてしまいました。
途中から雨となり、路面のコンディションが変わってしまうという難しい状況下でしたが無事完走しクラス5位となりました。2日間でのリタイア車両は合計で16台となる非常にサバイバルなラリーでした。
次戦は今回使用した改造範囲の狭いRPN車両から改造範囲の広いRJ車両での参戦となります。
ボディ剛性も変わり、車両のフィーリングも大きく異なるので事前テストを入念に行って挑みます!
タイヤも過去に使用したことのない銘柄を使用する可能性もありこちらもしっかりとテストをしておきたいです。唐津戦は今回の新城戦よりもSS距離が長いのでペースノートの精度と、コドラ槻島ももとのコンビネーションをもっと磨いて挑みたいと思います。
2023 年JAF全日本ラリー選手権 第3戦
「ツール・ド・九州2023in 唐津」
日 程:2023年4月14日( 金) ~4月16日( 日) の3日間
場 所:佐賀県唐津市、伊万里市 周辺
ラリースタート :佐賀県唐津市原 1116「 ボートレースからつ」
ラリーフィニッシュ:佐賀県唐津市原 1116 「ボートレースからつ」