KDDIテクノロジー
AI技術を活用した設備・施設点検自動化アプリ「ココサビ」をリリース。

sugitec

概要

本日は株式会社KDDIテクノロジー(以下、KDDIテクノロジー)は、設備・施設点検を自動化する取り組みとして、サビとヒビを自動で検出・分析し、点検結果レポートを自動出力するアプリ「ココサビをリリース記事を見て参ります。

サビ・ヒビの検出・分析からレポート出力までを自動化

従来、施設・設備点検は、
(1) 高所に人が登って撮影を行い、(2) サビ・ヒビ等の状態を目視で確認し、(3) レポートを手作業で作成しており、高所作業からレポート作成までに多くの手間がかかっていました。

今回開発した「ココサビ」を用いる事で、サビ・ヒビを検出・分析・レポート出力することができるため、全体の(2)と(3)の工程を自動化でき、作業の効率化やデータ蓄積に貢献する事ができます。

「ココサビ」の機能について

サビ分析機能
サビの濃さと腐食面積率を分析し、その結果から劣化度のランクを算出する事で、修繕の必要可否判断の1つの目安としてご活用いただけます。(特許出願済み:特願2022-083377)

ヒビ分析機能
ヒビの長さをピクセル数でカウントして、修繕の必要可否判断の一つの目安としてご利用頂けます。

複数画像の一括検出機能
鉄塔点検などの大量の画像を一括で分析したい方向けの機能となります。これにより、分析作業の効率化が見込めます。

レポート自動出力機能
鉄塔等の点検要領に近いフォーマット(一般社団法人建設電気技術協会の「通信用鉄塔及び反射板定期点検要領(案)」を参考にして設計)で、Excel形式でダウンロードを行えます。これにより、点検報告書作成の手間を削減できます。

「ココサビ」サービス概要

料金プラン
従量課金制(画像1枚あたりから利用可能)
※大量に分析されるほど、1枚当たりの単価が下がります。

リリース時期について
2023年2月1日〜

ココサビサービスページ
https://cocosabi-lp.kddi-tech.com

資料引用:KDDIテクノロジー

おわりに

KDDI自前の通信用鉄塔及び反射板定期点検に特化した自動解析システムのようですが、明朗会計なところが、ライターには好印象でした。
しかし、通信施設点検のみならず、こうした腐食や亀裂は建設分野でも十分転用の可能性は秘めているでしょう。弊社も実は亀裂解析ソリューションも展開しておりますので、向学のために錆びやひびの解析の仕組みをあれやこれやと推測してしまします。
ピクセル数で錆びやひびをカウント判定しているのは、よくききますが、肝心なのは、そのあとの分類で、危険性のあるひびであるか、そうでないかとかの判定はできているのか、錆に至っては、内部鉄筋等にどの程度の深度の浸食反応が生じているかを判定しているか、というところまでを解析できないと、実際にメンテナス改修の❛トリアージ❜が出来にくいのではないかと、ライターは思った次第です。

しかし、通信事業者も、自前でこうして通信施設のメンテナンス管理している内情を把握できたことは、調査会社の営業先としての収穫のある内容でした。


参考・関連情報・お問い合わせなど

□株式会社KDDIテクノロジー
リリースニュース:
https://kddi-tech.com/mdapp/?id=16
お問合せ先
無償トライアルのご相談もこちらで受け付けています。
株式会社KDDIテクノロジー ココサビ開発担当
pj-cocosabi@kddi-tech.com

開発者コメント 開発4部 森英一
点検の効率化と、データ管理の使いやすさを追求した、便利なアプリです。
画像1枚から(少ない課金額から)お試しいただけますので、是非ご活用ください。

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