竹中工務店、スマホアプリを活用した高車のキーレスシステムを共同開発

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概要

株式会社竹中工務店(以下、竹中工務店)は、東海理化、東海理化クリエイト、レンタルのニッケンらと、竹中工務店が開発した高所作業車の位置を把握したり、高車の予約機能を備えたアプリ「位置プラス®高車管理」のキーレスシステムを開発したと発表した。

位置プラス®高車管理の予約機能と、東海理化の開発したスマートフォンのデジタルデータを基に、鍵の施錠・解錠が行える「デジタルキー」を連動することで、高車鍵をスマホアプリで解錠可能となる。これによって元請・協力会社の鍵管理の手間がなくなる。

現場の鍵管理の手間を大幅削減。実証試験で確認

竹中工務店の「位置プラス®高車管理」に連動する、鍵を必要としないキーレスアプリが開発された。アプリは大阪市内の建設現場で実証試験が行われ、実用化に向けた供給体制を構築しているという。システムは国内現場で運用されている22種の高車に取り付けることが可能とのことだ。

システムの概要としては、高車の鍵の部分に取り付ける「外付けキーレスデバイス」と、高車管理アプリの予約機能と連動し、解錠信号を送信する「解錠システム」という構成になっている。

解錠システムが、高車アプリの予約機能とデジタルキーを連動させることで、予約者のスマホアプリを通じBluetoothの解錠信号を送信する。そして解錠信号を受けた外付けキーレスデバイスは、解錠の制御を行うという仕組みだ。

資料:竹中工務店 URL:https://www.takenaka.co.jp/news/2022/05/04/

外付けキーレスデバイスはレンタルのニッケン、高車管理アプリと連動する解錠システムは、竹中グループで同アプリの導入運用支援サービスを提供している朝日興産を通じ、2022年9月頃から全国の建設現場に提供開始する予定としている。

建設現場等では、足場として高車が活用されることが多い。元請会社ではレンタル会社から借り受けて協力会社へ配車をし、鍵の貸出や返却の管理を行っているが、その貸出・返却の業務に手間がかかっていたという。

システムの実証では、竹中工務店の職員では、鍵の返却状況の管理が無くなるなど1日30分の業務削減効果があり、協力会社の職長では、鍵の貸し借りに伴う手間が不要になることで、1日15分の業務削減効果が確認できたという。また、システムで管理することで、解錠操作履歴等を追えることから、稼働率の向上も期待されているという。

参考・関連情報・お問い合わせなど

□株式会社竹中工務店:https://www.takenaka.co.jp/
記事参考:https://www.takenaka.co.jp/news/2022/05/04/

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