概要
株式会社コア(以下、コア)は、準天頂衛星システムの「みちびき」の高精度測位補強サービスである「CLAS(みちびきセンチメータ級測位補強サービス」に対応した小型受信機の「Cohac ∞ Ten」を含むドローン向けソリューションの「Cohac ∞ ChronoSky」の提供を2022年5月末より開始すると発表した。
また、株式会社ACSL(以下、ACSL)の国産ドローン「ACSL-PF2」に、この「ChronoSky」を対応させたドローンを開発する。
みちびきCLASによるソリューションをACSLのドローンへ対応
「みちびき」の高精度測位補強サービスに対応したドローンソリューション「ChronoSky」を2022年5月末より開始するコアは、ACSLと共同で、ChoronoSkyを対応させたACSLの国産ドローンACSL-PF2を開発する。
開発されたドローンは、2022年6月21日(火)~23日(木)に幕張メッセで行われる「JapanDrone2022」に展示される予定だ。
ChronoSkyは、ドローンによるインフラ点検、物流、防災・災害、測量など、あらゆる場面での高精度な飛行制御によって正確な画像撮影、また物資輸送などを可能とする。国産技術により開発されているため安心安全なシステムであるのもポイントとなる。
昨今あらゆる分野でドローンの活用シーンが増えている。特に土木建設分野でのインフラ点検や測量は急激な広がりを見せているが、そんな活用シーンの中でも重要となるのが、ドローンの正確な自己位置の把握だ。
ChronoSkyでは、準天頂衛生みちびきのCLASを使用することで、受信機単独で高精度な測位を可能とする。リアルタイムに正確な撮影位置を求め記録することができるため、ドローン測量では地上への標定点の設置、測量、回収の手間がなく、大幅な作業効率化が期待できるという。
以下は、2022年3月に実施された山梨県小菅村の山間部における飛行試験。CLASにより事前飛行計画に沿った精密な飛行ができることが確認されている。
コアとACSLでは、外部通信を必要とせず高精度な飛行制御ができる強みを活かし、モバイル回線の接続が不安定な海上や山林での物資運搬や資源調査など、様々なシーンでChronoSkyの導入を行っていくとしている。
参考・関連情報・お問い合わせなど
□株式会社コア:https://www.core.co.jp/
参考記事:https://www.core.co.jp/system/files/2022-04/news_20220427.pdf
□株式会社ACSL:https://www.acsl.co.jp/
製品に関するお問い合わせ
株式会社コア GNSS ソリューションビジネスセンター 営業統括部
TEL:044-989-5115 Email:gc-salescore.co.jp