概 要
大成建設株式会社(以下、大成建設)は、地山の空洞状況を連続測定できる「超音波式治癒山探査装置」を開発した。この装置は、空洞の有無を確認しながらの施工を可能とし、空洞が検知されると充填材を即時に注入することで、堀削によって起こる地山の変形を防ぐことが可能になるという。
施工状況と安全性の把握により周辺の人々に安心感を
都市部の地下などトンネル建設で用いられるシールド工法は、安全性の確保のためにより高度な施工管理が必要となる。
工事区域周辺の人々に安心感を与える為には、工事関係者が施工状況や安全性を把握することが重要であり、その為にシールド施工の際には複数のモニタリング情報を取得し、総合的に評価できる仕組みが必要となる。
大成建設では、これまでに堀削土量をリアルタイムに計測できるモニタリング装置を開発しているが、今回はそれとは別に超音波センサーを利用し、シールドの外殻から地山までの距離を連続で測定することで、リアルタイムにシールド上方の空洞を把握することができる「超音波式地山探査装置」を開発した。
今後、大成建設ではこの新開発した装置を積極的に導入し、堀進中の地山空洞の有無の判断・対処とともに、他のモニタリング装置と併用することで、堀削土量による施工状況の把握を含め、地山変形防止に向けた管理技術として運用していくとしている。
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□大成建設株式会社
参考リリース記事:https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2022/220322_8712.html
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