こんにちは。本日はスギテックで定期的に行っている社内講習会の様子をお伝えさせていただきます。
スギテックのスタッフは、主に現場に出て施工等を行ったり現場の管理を行う「工務グループ」。現場へ出て対象の建築物、構造物の赤外線カメラなどにより調査と、その調査データの解析を行う「調査グループ」。その他総務関係やIT業務などを行う「内勤グループ」の大きく3つのグループに分類されます。
講習会の目的としては、工務や調査グループの持つ機材の使い方や、実際の調査においての知見などを全てのグループで共有するために行っています。いわゆる社内ナレッジの共有です。
たとえ自分の部署でしか使用しないような情報・知識であっても、それを知ることが同じ業界で働く者として必要な知識なのは当然ですが、そこから思わぬ価値が生まれたりすることもあります。
鉄筋探査機の講習
先日行ったのは「鉄筋探査」の講習となります。鉄筋コンクリート内の鉄筋の位置を知るために使用される「鉄筋探査機」の活用方法と実際に使用する際の知見などを、座学と実技に分け実施しました。
座学に関しては東京支店よりリモート会議により実施。東京支店長の杉山氏が鉄筋探査にあたっての基本的な必要知識から、自らのこれまでの豊富な経験を基にした解析における知見などを共有。
座学後の実技に関しては京都本社の工務グループのウルジー氏が担当。彼はコンクリートのコア抜きのエキスパートですが、コア抜きには鉄筋探査が必須となることからもその経験は豊富です。
それぞれ一人ひとりが実際に体験し、疑問・質問が飛び交う良い実技となりました。こういった講習はスタッフ同士のコミュニケーションの円滑化にも繋がり、またそれがチームワークを高めることにも繋がります。
こういった個人の所有している知識やノウハウは、共有ができていないと当然ながら属人化を招いてしまいます。技術者不足が喫緊の課題となっている昨今の建設業界では、この熟練技術者の属人化が問題になっている部分が大いにあります。それを解決するためにもこのようなナレッジマネジメントは一層重要な時代になってくると思います。
また、スギテックでは業界の方向けのソリューションセミナー等も行っており、これまでに「SINQA」やCPD認定プログラム対応の「外壁ひび割れ補修工法」のセミナーを行ってきましたが、そういったセミナーに関しても新しい展開をご用意しご案内できるよう取り組んで参りますのでご期待ください。