先日のゴンドラ設置の続き
今週は朝晩の冷え込みとは対照的に、昼間はもの凄く暑かったりと気温の変化の激しい週でしたが、皆様は体調崩されたりしていないでしょうか?スギテックではおかげさまで京都も東京も忙しくさせていただいております!
気まぐれな天候気温に対応しながら現場チームは走り回っております。これから寒くなる一方だと思いますが気を付けて頑張っていきましょう。
本日は先日にブログでご紹介したマンション改修工事の際のゴンドラ設置の続きをご紹介。ゴンドラの作業ってこういう準備があるんだな~というのを、これを見て知っていただければ幸いです。
ゴンドラ作業で必要なこと
ゴンドラ作業は単純に屋上からゴンドラを吊って作業をするというだけではなく、これはどんな作業でも同じですが、まずしっかりとした盤石の安全体制が必要です。ゴンドラ作業で危険になるのが落下物と資材などの飛散。
落下物に関しては通行人が多い通りになると死亡事故にも繋がりますので最大限に注意をしなければいけません。資材など材料の飛散も当然防がなければなりませんので、以下のようなシステムを組みます。
まずゴンドラの着床にもなる架台を地上1階部分より上に設置します。そうすることで1階部分は自由になります。これは足場の場合ではできない事ですね。
ただし、架台の下から地上までは人が通ることになりますので、万が一にも落下物があった場合に危険です。それを守ってくれるのがこの架台と養生ネットです。養生ネットには飛散防止の役割もあります。
設置はこんな感じで進みます
まず架台他準備をおこない、こういう感じで架台が付きます。ちょうど1階部分は空いているのが分かりますね。
架台の設置後は養生ネットを取り付けていきます。こちらはゴンドラを使って下から上へと引き上げていきます。
動画で見るとこんな感じです。
養生ネットの設置完了です!これで落下物と飛散の防止対策ができました。建物の1階部分を占拠することなく安全に作業ができます。
1階部分には玄関や駐車場があることが多い他、テナントなどがある場合もありますのでそこを妨げることのない屋上から吊り下げるゴンドラタイプの工法は、仮設足場よりもメリットがあると言えます。
ここからようやく外壁の改修工事ができるようになりました。改修の模様はまたこのブログでご紹介したいと思います。スギテックではこのようなゴンドラ工法をはじめ、様々な工法を駆使して最善な改修工事方法をご提案できます。何かお悩みのことがございましたらお気軽にご相談くださいませ。
この業界以外の方からするとこういった工事現場はただ横を通り過ぎていくだけのものだと思いますが、足場での作業やゴンドラでの作業、その他にも色々あってそれぞれにその工法でおこなう意味があります。まあ当たり前ですが…
当然それぞれにメリット・デメリットやそれだけで図れない建物の事情もあって、逆に工法からそういう部分を想像できるのも面白いですよ。