当社使用の赤外線カメラの紹介です
先日の赤外線調査のご紹介に続き今回も赤外線調査関係になりますが、赤外線調査の主役でもあるカメラのご紹介。これがなければ話になりません。
カメラに必要なのはその精度。勿論最終的な結果からの判断は人によるところがありますが、アウトプットの精度が高くないものだと判断する以前の話になってしまいます。
スギテックでは、一般・産業・軍事向けなど様々な熱画像システムを設計製造し、世界でもNo1の精度と技術でトップシェアを誇るメーカーでもあるFLIR Systems社(フリアーシステムズ)の赤外線サーモグラフィカメラを採用しています。
FLIR SC600シリーズを使用
このシリーズは高解像度であり、最高級の非冷却型赤外線検出素子(赤外線画像を検出するセンサー)を採用したモデルで高精度のグルマニウムレンズを使用することでその機能を最大限に活かせられるように設計されています。
従来の赤外線カメラの画素の4倍以上の高画質を実現することで、より細かく正確な状況判断が可能となっています。JAIRA特許工法の明確さと我々の診断経験の知見が、このカメラの検出結果を最大限に引き出します。
備えあれば憂いなしの頼もしい装備
そしてこのカメラの良い所は、レンズ交換式カメラのようにオプションレンズが付けられるところ。今回望遠レンズを付けて現場調査をおこなっています。
これが望遠レンズ。望遠ゆえに通常のものよりもサイズが大きくなりますが、いい仕事してくれそうな風貌ですね。
ちなみに標準のレンズは撮影における限界距離が約38mなのに対し、この望遠レンズにすることで約130mまで離れた撮影が可能となります!
有効な画角で撮影しなければならないのが、赤外線カメラを使った調査の特徴でもあり弱点。赤外線カメラでデジカメみたいにパシャっと撮ればいい、という簡単な代物では残念ながらありません。(画角の他にも天候や気温状況等、考慮すべき点が多々あります)
様々な現場環境がある中でどうしても有効な画角で撮影できない場合もありますが、そんな場合でもこういった望遠という選択肢があることで調査撮影が可能になる場合もあります。備えあれば憂いなし、ですね。
この機材などもそうですがスギテックでは信頼できる調査結果と、そこからの最善な補修・改修をご提供するために取り入れられる技術は積極的に取り入れております。
最近の導入機材
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変えられる部分も変える、生み出す
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スギテックは建築物の調査診断~補修改修工事までワンストップでおこなえます。是非お困りのことがございましたらお気軽にご相談くださいませ。
おまけ【閲覧注意!?】珍客現る
本日の赤外線調査に珍客がアスファルトの上を悠々と歩行していました。(人によっては苦手な奴かもしれませんので閲覧にはご留意を)
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来ました。何かの幼虫!危うく踏みつぶしてしまう所でした(-_-;) 不可抗力でも踏みつぶしてしまうとコイツが不幸なばかりかこちらも精神的不幸はまぬがれないので、近くの木々の元へ帰してあげることにしました。
そんなこちらの気持ちを知ってか知らずか、これですよ。死んだふりをきめています。昆虫研究で有名なファーブルの一説ではこれは死んだふりという名の失神状態になっているそうです。
ある条件下で危険状態になると、虫は能動的ではなく自動的に防衛システムとして失神状態になるそう。パソコンで言うとスリープ状態?なので一定時間後に何がしかの刺激があると再起動して動き出すという芋虫システムのようです。
死んだふりというのは人間の側から見た解釈と言えそうで、何事も仕組みを知ると面白いですね。