地面の陥没が発生。要因を探る。
建物の外周の一部でアスファルト地面が陥没しているということで調査に向かってまいりました。地面の陥没には色々な要因が考えられます。
ざっくりと以下のようなケースがあります
1.過去に掘った大きな穴を埋めたのはいいが、経年で腐敗し空洞化するケース。
2.元々井戸などの深い穴が存在し、その穴に地面が吸い込まれるケース。
3.浄化槽などの撤去が完全にできておらず、破砕されたコンクリートの隙間に吸い込まれるケース。
4.配管が破損し、土が吸い込まれるケース。
今回の調査現場の状況
外壁タイルからの地面までの隙間を見ていただければ一目瞭然ですが、固い固いアスファルトの地面がかなり陥没してしまっているのがわかります。果たしてその原因は?
陥没箇所を掘リ進めます
陥没箇所を掘り進めてみると…その原因が出てきました!
配管があります。その配管をよく見てみると…
配管が断裂し、エルボから脱落してしまっています。
これでは水は漏れ放題で、当然ながら漏れた水は地下へ地下へと浸透していき、空洞が出来始めると上にある重みを支えきれなくなり、このように陥没。という見ての通りの結果となります。
アスファルトやコンクリートなどは水を吸収しないことから、地面の中の水の流れが不自然になってしまうので、漏水などがあるとこのような事態が起こりやすくなります。
スギテックでは建築物の劣化調査・診断だけでなく、こういったアスファルトの陥没などの調査・改修もおこなっております。
早め早めの対処、は人間の体とも同じでございます。現場調査だけでもして欲しい、等々気になることがございましたらお気軽にご相談くださいませ。