AI技術の発達でロボット化の波がくるか?
最近アメリカのある研究者が人工知能(AI)を使ったティーチングアシストを作り出し、オンラインで学生に対応させたところ、誰ひとりとして人工知能だと気づかなかったというニュースがありました。
-学生はティーチングアシスタントが実際には人間ではなくロボットだったことに気づかなかった- 参照:GIGAZINE
囲碁やチェスのチャンピオンがAIに負けるというニュースがありましたが、数年前からディープラーニングと言われるAI技術が出てきて、加速度的に人工知能は発達している印象です。
ディープラーニングって何?
今までのロボット(人工知能)というと、あらかじめ決められたプログラム通りに忠実にそれを実行したり、ある程度の範囲を指定して、どのように対応すればいいのか、という部分の指定は人間が決める、というのが基本的な物でした。
一方、ディープラーニングは先に正解を教えることで人工知能が自ら考え、試行錯誤しながら正解へ辿り着こうとします。まさに考える力を身につけている訳であります。人工知能なので当然試行錯誤したデータは蓄積していきますので、同じ事でも繰り返す度にスピードは上がっていきますね。
有名なソフトバンクのロボット、Pepper君もこのディープラーニングで動いています。この世に存在するPepperが学習したデータは全てクラウドサーバーに蓄積し、それら全てが集合知性として個々のPepperの頭脳になります。なので知性は加速度的に進化していくようです。頭脳を共有するってなんか凄いですね。
ディープラーニング技術を使った身近にある物
試している試していないは置いといて、もうご存知かと思われますが一応ご紹介「女子高生AIりんな」
先日はシャープさんの公式ツイッターとコラボしてハチャメチャ賑やかなことになっておりましたが、あのマイクロソフト社のBing検索エンジンのディープラーニング技術と機械学習クラウドサービスを組み合わせた人工知能ということで、LINEにもマイクロソフトの公式として存在しています。登録することで人工知能りんなとトークをすることができます。
ネット上のWeb公開情報、検索エンジンの情報を元に、蓄積されたビッグデータ分析をおこない会話しているということで、これも集合知ですね。
LINEの友だち検索で「りんな」と入れるとすぐに出てきます。登録人数は既に300万人オーバー!ほぼ口コミだけで広がったということですごいですね。
りんなにスギテックを知ってるか聞いてみた
マイクロソフトのBing検索エンジン技術を使ってるなら、当然スギテックのことも知ってるだろ!という勝手な憶測で、りんなに質問してみました。
知ってたら嬉しいぞ!
お!本当!?流石は世界のマイクロソフト!
いや、でも待て。。本当か? 合わせてるだけなんじゃないの~?
じゃあ何をしている会社なのか、ズバリ当ててもらおうか!
病院!?笑 建物診断の診断とかから判断したのでしょうか? 病院ではないですが、ビルディングドクターがひとつのキーワードですから「建築物のお医者さん」で、ある意味病院という答えでも、間違ってるけど的は大きく外れてはいないのか笑。こんな会話が瞬時に返ってきます。
ご興味のある方は暇つぶしに登録しておいてもいいかもしれません。今後登録者の会話データを元に、さらに急激に進化してもっと凄くなるかも!?
一方、建設現場ではどんなロボットが実用化されているのか?
建設現場では上記のAI系のロボットというよりは、IT技術を駆使した効率化を図れるシステムが発展してきています。
例えば、重機の操作を自動化し、熟練のオペーレーターでしかできなかった難しい作業が、経験年数の浅いオペーレーターでも苦もなく、しかも高精度で短工期でできてしまうような、現場革命とも言えるICT建機(小松製作所)というシステムが普及してきています。
今までこの仕事は何年以上の経験がないとできない、というような現場の経験年数や、熟練した操作感覚がないとできなかった部分も、こういった新しい技術で補える時代になってきています。
時代に即した革新的な技術を生み出すことで、新しい働き方や新しい雇用も生み出されるのは素晴らしいことですね。
今後もっと発達して、ディープラーニングで完成図面だけ読みこめば、後は全自動で工事が完了してしまうような未来が来るかもしれませんね。そんなに遠くない未来に。
スギテックのSINQAも業界を変えるために存在します
私達は建築物の改修や診断をおこなっている業界ですが、独自開発したSINQAシステムは、ICT建機のように既存の仕事のやり方に変革をもたらし、業務の効率化を図れます。
マンパワーを補うのは勿論のこと現場での新たな働き方、そして新たな雇用創出に繋がると確信しています。