やっと暖かくなったと思いきや、本日はまた寒の戻りで肌寒い一日。
風邪など引かないようにお気をつけ下さい!
今日は現在進行中の止水工事をご紹介。
こちら地下のコンクリート躯体の「コールドジョイント」からの水漏れの止水工事に参っております。防水ではなく、コンクリート内部から水が漏れてくるという症状でそちらの止水工事となります。
コールドジョイントって何?
コールドジョイントって言葉、業界の人以外では初めて聞かれる方も多いと思いますがかんたんに言うとコンクリートを打ち継いだ部分です。
下の図を見ていただくと、かんたんにお分かりいただけると思います。
コンクリートを打ち重ねる際に、既に適正時間を過ぎて硬化してしまったコンクリート層の上から、コンクリートを打ち継いだ層の事を「コールドジョイント」と呼びます。
コールドジョイントの何が問題なの?
コンクリートは無数の水和物が複雑に絡みあうことで硬化するので、新しく重ねるコンクリートは、すでに硬化してしまったコンクリートの表面とは、完全には繋がることができません。
さらに、もしも硬化したコンクリート層に異物があった場合、その上からコンクリートを重ねてしまうと、もう、上に乗っかっているだけで一体化するしないのレベルではなくなってしまいます。
↑例えればそういうことでございます。
コールドジョイントの回避には、適切な計画をもって打重ねる必要があります。
完全に繋がっていないとなると、当然その継ぎ目の部分の強度は脆弱になるので、ひび割れが発生しやすかったり耐久力などが著しく低下する原因箇所となります。今回の止水工事も漏れている箇所はこの「コールドジョイント」部分からでした。
どこがコールドジョイント部分かは、もうお分かりいただけますね?
水が漏れております。。
ダイフレックス止水SS工法にて止水工事開始
止水は文字通り漏れてくる水を止める作業となり、防水工事とはまた違うものです。防水工事に関しては雨などの外部からの要因になりますので、比較的やりやすい部分はありますが、今回のような地下での内部の見えない所からやってくる水を止めるという作業は、なかなかに厄介で技術と経験を要する作業です。
弊社ではこのような難しい工事に関しても、問題なく対応が可能です。
水が漏れてきてどうすればいいかわからない、また、この間なおしてもらったけどまた漏れてきているなど、お困りの事がありましたら是非ご相談ください。
建物を守る工事は何でもお任せください。