腐食。何かこう、嫌な響きですね。
腐食=老化はこの世の存在全てに平等にやってきます。この世のものは全て散っていきます。自然界では今満開を迎えようとしている桜の花とて、儚く散って土へと帰っていきます。
人も動物もそう。人が創りだした無機質な物質でもそれは例外ではなく避けられません。散っていくのは寧ろ自然なことであります。でも、どうせなら長く華を咲かせていたいものです。
建物にも健康診断を!
ビルディングドクターの我々は思います。人間は当たり前に少しでも具合が悪くなると病院へ行ったり、悪いところはないか定期的に健康診断をするのに、建物の具合が悪い所は放ったらかしにされがち!
例えば建物の外壁のひび割れ。最初はちょっとの怪我のような物かもしれませんが、放っておくと大きな大きな病になってしまいます。これは人間と同じなんです本当に。初期症状の段階でなおしておけば、すぐに健康に戻りますし、負担も最小限に済みます。
コンクリート内の鉄筋の腐食はまさしく癌のようなもの
皆さんもよくご存知の鉄筋コンクリート。中には鉄筋と呼ばれる鋼材が入っております。コンクリートにひび割れ等があると、そこから雨水などが侵入しコンクリートの劣化が進行。最終的にはこの鉄筋が劣化してしまいます。鉄筋が劣化するとどうなるか。。。
最終的にコンクリートの剥落という恐ろしい事態に発展してしまいます。鉄筋のやっかいな所はコンクリートの中にあるので、外からは劣化の進行状況が全く見えない所です。
コア抜き調査というコンクリートの一部を抜き取り、中性化試験をおこなうことによる調査や、ハツリ取りによる腐食度の調査方法等がありますが、いずれも非破壊検査ではありません。
傷つけない完全非破壊型の探知機を導入
腐食探査の新時代!KEYTEC社の鉄筋腐食探知機「iCOR」
これまでは「鉄筋の腐食速度」「コンクリート電気抵抗率」「自然電位」「温度湿度」はそれぞれ複数の機器を使用して測定をおこなっていましたが、これらの測定項目はiCOR1台で同時に全て、しかも数秒で測定ができてしまいます。
測定時はタブレットとBluetoothで接続され、ワイヤレスでリアルタイムに測定できます。
これにより、従来方法に比べて圧倒的な時間・人的資源・費用を削減!
<<詳しくはこちらのPDFファイルにて>>(PDFファイルが開きます)
こちらの探知機を導入し、益々私たちの調査の幅が広がりました。これからも世の中の建物の高寿命化に貢献していきます。
こちらの件に関しての(それ以外でも)質問・ご相談、建物の調査診断などに関してのご相談も、お気軽にお問い合わせくださいませ。